（表紙）

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雪が静かに降っていた，彼は剃った頭を紙の傘で守った	男は腰をかがめ商人が内部の部屋に入ろうと向きをかえたときにあざけるように舌を出した（蝶庵が貪慾霊狐に計らる）	”息子新六，すっかり大きくなったな．私はまたおまえに会えてとてもうれしい”（片岡下僕の元助をいぶかる）	片岡殿はその方を指さして答えた：”そうだ，彼は水から釣糸を引き寄せている”（青山元助稲荷の霊験）
大石殿は茶碗を手にとらずせわしく刀を鞘から引き抜こうとしていた（剣なそ出し候ふな酒の酔）	”三助，この美しい図を見てとてもうれしいでしょう”（余所に託して敵地の案内を導く）	”そうです，元老，”と斧（斧寺）殿が言った，”原殿はまさに私の意見を明らかに示されました”（大星密策義士の胸中を探る）	”それではあなたは私がわからない，いとこ梅（？）！私がよく扇屋に見えると思わないか”（菊の香の奥におくある匂ひかな）

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被写体	：	（表紙）
注記	：
掲載書名	：	忠義浪人：歴史物語
編集者名	：	タメナガ　シュンスイ　（　為永　春水　）/(Tamenaga, Shunsui, 1790-1843)
年代	：	1880
請求番号	：	PL/798/Ta
図書ID	：	002709905
GID	：	GP046001
PhotoCD no.	：	399