国際日本文化研究センターで開かれた共同研究「日本における怪異・怪談文化の成立と変遷に関する学際的研究」の研究成果報告論文集です。この共同研究は、日本文化史において重要な役割を果たしてきた妖怪・怪異をめぐる文化を、様々な分野から多面的・総合的に把握しようとしたもので、日本初の本格的な妖怪・怪異研究会として、開始当初から各方面の注目を集めてきました。参加メンバーにも、民俗学、歴史学、国文学などの様々な分野の研究者に加え、小説家の京極夏彦氏など、妖怪・怪異に興味を抱く人々が広く名前を連ねました。 この本では、それらの参加者の中から、二十三名の最新論文を掲載しています。 |