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怪異・妖怪伝承データベース
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検索対象事例

アミダサマ
1939年 山梨県
御堂のアミダ様を乞食が盗むとアミダ様の怒りを買い、仏像諸共川に転げ落ちた。アミダ様は淵から光を放ったが人々は近づかなかった。仏像の流れ着いた部落では災厄が続いたため、人々はアミダ様の言に従い仏像を安置し、平和が戻った。

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アミダガフチ
1938年 京都府
淵の中に黄金の阿弥陀仏を見つけ、別の場所に祀ったが、洪水のたびに御堂が流失するので以前の場所に戻したところ、悪事災難に見舞われることが無くなった。
類似事例

ダイジャ,アミダサマ
1939年 山梨県
オマドキ山に棲む大蛇が部落に悪さを働こうとしていた。それを見て案じたアミダ様が念じたところ、大蛇はアミダ様のご威光に恐れをなして逃げ去った。逃げた先では大洪水が起こって海のようになった。
類似事例

トビカンノン
1984年 長野県
寺に落人が逃げ込んでいると言う噂が立ち、織田信長軍がその寺に火をつけた。数日して、村人が川の滝壷近くにあるこの寺の仏像を見つけた。火が熱いので御本尊が自ら川に飛び込んだと言われるようになった。
類似事例

コウボウダイシ,オニ
1930年 岡山県
昔、この辺りに鬼が住んでいた。弘法大師が通りかかったとき、鬼が退去を拒んだ。そこで大師は鬼に小さな木像を与えた。しかし鬼は木像の有難味が分からず、転がしていた。その木像を盗んだ者がおり、船で去ろうとしたが動かず、木像を海に捨てて去った。鬼はこの話を聞いて木像の尊さを知り、海中から拾い上げて祀った。
類似事例

テンドウサマ
1983年 長崎県
仁田の内の人で土地を売る人がいて、カメジイと家内の親父(シュウトジイ)が買いに行った。夜になって帰る時に大雨となりシュウトジイは大水の中に足を滑らせて落ちこんだ。カメジイは川下の浅い所で流れてくるのを待った。シュウトジイは落ちた時に「天道様助けて下さい」といい、流れながら拝むと不思議と光が天道山に照りつけた。それと同時にシュウトジイサンのあしがひっかかって助かった。日頃信心していたから天道さんが助けてくださったのだ。
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ダイニチサマ
1968年 佐賀県
盗人がある寺から仏像を盗んだが、船で逃げる途中で嵐に会い、弁天島の側で沈んでしまった。その後、附近でにわかに鰯がよく獲れるようになった。ところがある日、鰯はぜんぜんかからず、網に仏像がかかった。そこでこの仏像をあがめて祀ったのが、打上の大日様である。
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ウバドウ
1956年 青森県
ある年の大雨で三途川の水かさが増し、奪衣婆の像を安置した姥堂が、下流の正津川へ流されたので、人々は運び帰ったが、何度戻してもひとりでに流れていくので、像に伺いを立てると、正津川が気に入ったというので、堂の場所を移した。
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ナガレボトケ
1952年 佐賀県
若い女の「流れ仏」を拾ったが、自家近くに埋めて祀らず、浜の納屋近くに捨ててしまった。ところが病気になり、法印様に見てもらうと、「流れ仏が祀ってもらいたがっている」という。そこで石の恵比寿さんを自宅に祀ると病気も良くなり、漁もうまくいくようになった。
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タタリ
1983年 香川県
身分の高い美しい姫が一隻の船に乗って流れ着いた。姫は身重で、船の中にはきれいな衣装や立派な調度品が積まれていたが、悪人が餓鬼のように襲いかかったため、姫も財宝も海中に沈んでしまった。それ以来、不漁や病人続きとなり、仏のお告げで姫のたたりとわかったため、姫を祀ったところ災厄がなくなったという。
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ヤマンバ
1985年 愛媛県
山中にヤマンバがおり、村人は婚礼などがあると食器や膳を借りに行った。返す時に、食物の残りがないようにきれいに洗うと、ひどく怒った。ある年の大水でヤマンバの家が流され、村人は小祠を建てて祀った。
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リュウジン
1941年 新潟県
祠の前で宴会をしていたが、そのうち泥酔して祠を投げ捨ててしまった。この祟りによって、祠に乱暴したひとは返らぬ人となり、大水害によって流されてしまったといわれている。
類似事例

ヤマンバ
1983年 愛媛県
山中にヤマンバがいて、村で婚礼などがあると食器や膳を借りに行った。返す時に食べ物の残りがないように洗って返すとひどく怒った。ある年の大水でヤマンバの家が流された後に、小祠を建てて祀っていた。
類似事例

リュウビ,リュウ
1989年 福井県
池に棲む金龍が光を放った後、童女となって阿弥陀像を寺にもたらした。
類似事例

ヤマメ
1943年 神奈川県
淵ででっかい山女魚が採れ、背負って峠を上ると、山女魚が突然言葉を発したので、驚いて放り出すと、たちまち仏の像に変わって坂を転がり落ち、淵に入ったら再び山女魚になった。
類似事例

(ユメノオツゲ)
1989年 長野県
泥棒に捨てられた観音は天竜川に流れて泰阜村まで行った。そこの明島という場所のある人の夢枕に立ち、助けを求めた。その人が淵に行ってみると、本当に観音があった。拾い上げて船で送り届けると、観音像は寺にあった台座にピタリとはまったという。
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ナガレボトケ
1956年 東京都
流れ仏を浜で拾うと喜ぶ。ある網主は流れ仏を無視し、もう一人の網主は丁重に葬った。その晩村に魚が来たという触れが回り、各々船出したが、弔った船主は大漁になり、無視した船主の船はそのまま行方不明になった。触れた歩いたのは流れ仏だった。無視した船主の子孫には、一代に必ず一人変死者が出る。
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カンノンゾウ,(ユメノオツゲ
1989年 長野県
長石寺に泥棒が入って本尊を盗んだが、背中が重くなって恐ろしくなり、天竜川へ捨てた。観音は流れて泰阜村の門島に着いた。泰阜の明島のある人の夢枕に観音様が立ち、助けを求めた。その人が目を覚ましてから淵に行くと観音があった。拾い上げて船で返しに行くと、台座にぴたりとはまったという。
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(ユメノオツゲ)
1989年 長野県
こうやまきの北側にあるお堂には、有名な観音像が祀られていたが、ある時これが盗まれた。するとある人の夢枕に観音が立ち、「桔梗原の松の木の下で寝ているから迎えに来てくれ」と行った。行ってみると本当にそうだったので、背負って帰ってきたという。
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アミダサマ
1983年 山梨県
小明見にあった阿弥陀様がいつの間にか倉見の方へ行ってしまった。小明見と倉見で論争をし、役人が、川へ投げてどちらへ流れるかで判断するようにいう。川へぶちこむと、上流の小明見の方へ流れたので小明見のものになった。
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アリアケダイラ
1956年 宮城県
常念寺にある阿弥陀堂の地。昔、夜中に仏像の首がどこからか飛来して田の中に落ちた。明け方に村人がこれを見つけ、胴体を作って首をつけ、阿弥陀堂に安置した。
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