(ヒトタマ) 1980年 俗説に、青く赤い形状をした、火の玉が揺らめいたような人魂が飛べば、その家の中の人は程なく死んでしまうという。また数年ののちに死ぬこともあるという。形色は青く赤い火の玉がゆらめくという。
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ヒトダマ 1944年 愛知県 人間には魂が4つあり、死ぬと3つが出て行き1つは家に残るとされている。魂の行方はヒトダマで知る。ヒトダマは青い火の玉で、その家の者には見えず、死ぬ前にその家から出て行く。
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ヒトダマ 1986年 埼玉県 人が死ぬ前には、その人の家の屋根の棟から人魂が出る。人魂は一間くらいの青火の尾を引き、死者の家人には見えない。死ぬ二ヶ月くらい前から大きい音がして火の玉が出る。すると人はポーッとして、やがて死ぬ。
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タマヒ 1986年 奈良県 死人が出る家では、誰か死人と血のつながりのある人がきっと、魂火を見るという。
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ヒトダマ 1970年 香川県 人魂は病死や急死をした人があった時に、その人の魂が青い火の玉になって飛ぶという。人魂が飛んだ時が死んだ時刻だという。化かされたらタバコを吸えという。
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ヒトダマ 1975年 長崎県 人魂が消えていった家からは死人が出る。死人が出た家から人魂が出て行くこともある。直径30センチくらいで青白く、1メートルくらいの閃光を弾いている。
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ヒトダマ,ヒダマ 1933年 熊本県 一般に、死というものは予告があるものだと深く信じられている。人魂というものは必ず、その現れた附近、又は方向に死人があったことを意味する。必ず、先ずその魂が肉体を離れるものと言われ、その家の窓から火玉の形で外に出るものだと信じられている。
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ヒトダマ,ヒノタマ 1995年 愛知県 人魂、火の玉は魂。人が死ぬと出て行く。昔は人魂が歩いたと言われる。
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タマセ 1992年 茨城県 青白い火の玉が長い火のろを持っているものを、人魂と言う。たませは、親しい人のところに死亡を知らせに来る。本家の娘が遊びに来ていると、本家の人が死亡する瞬間に大きな音がした。娘を送っていくと、おばあさんが死んだところだった。
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ヒトダマ 1987年 奈良県 人魂を見たことがある。晩に買い物に行った帰り、青い火の玉が墓のほうから来て、飛んで行った。建て前をしてある家があり、その扇を立ててあるところまで来たらぱっと消えた。
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ヒノタマ 1949年 和歌山県 死期が近い人の家からは必ずヒノタマ(人魂)が出て、出ると必ずその人は死ぬ。ヒノタマは青みのある火の玉で、ゆらゆらと飛び、寺の本堂に突き当たって消える。そこで和尚は死者が出るのを知る。それで、近隣にヒノタマが出たら教えてほしいと頼む家もある。
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ヒトダマ 1992年 奈良県 近くの家から人魂が出てきた。10センチメートルぐらいの青い火の玉で、尾を引きながら4・5メートル飛んだ。半月ほど後、その家の人が死んだ。
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ヒノタマ 1992年 宮崎県 人が死ぬと魂は火玉になって屋根から抜ける。
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タマシイ 1989年 長野県 人が死ぬと魂が抜け出し、生まれた家に帰ると言う。
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タマシイ 1977年 和歌山県 死者の魂は、亡くなる前日の晩に実家の寺に入るという。女性の魂は台所から、男性の魂は表から入るという。
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レイ,ヒノタマ,ヒトダマ,ヒカリダマ 1983年 群馬県 火の玉や人魂や光玉は青い。これらが出るのを「霊が飛んだ」という。人が死んだ夜に、3人がかりで抱えるほど大きな光玉が道を転がっていくのを見た人がいる。人に会ったり人が近付くと消える。
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ジンコン 1953年 群馬県 人魂を見ると悪いことがある。人魂を見ると出世しない、若いうちに死ぬなど。人魂が家に入るとその家の人が死ぬ、あるいは赤ん坊が生まれるなどと言われる。
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シリョウ,イキリョウ,オンリョウ,(イエ,ヤシキニデルヨウカイ) 1989年 長野県 家・屋敷には死霊・生霊・おん霊が出るという。
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ヒトダマ 1973年 香川県 人魂は、晩方早いうちはスーと飛ぶが、夜遅くなってくるとユラユラ飛ぶという。家で死者が出るときは、その家の人には人魂が見えないが、他の人には見えるという。
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チューダマ 1969年 鹿児島県 人が死ぬ前には、チューダマ(人魂)がでる。これは電球ぐらいの青い火の玉で、これが死ぬ人の家の周りや墓を飛ぶ。高くは飛ばず、家の軒先程度である。
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