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番号 1231091

呼称(ヨミ) ハクリュウ,カネ
呼称(漢字) 白龍,鐘

執筆者 荒井とみ三

論文名 讃岐伝説集(続)

書名・誌名 旅と伝説
巻・号/通巻・号 13巻6号/通巻150号
発行所 三元社
発行年月日 S15年6月1日
発行年(西暦) 1940年
開始頁 55
終了頁 58

掲載箇所・開始頁 55
掲載箇所・終了頁 56

話者(引用文献)

地域(都道府県名) 香川県
地域(市・郡名) 高松市
地域(区町村名)

要約 頭に珍しい梵鐘をかぶっている白龍を退治しようと、ある豪勇の武士が立ち上がった。かろうじて白羽の矢で射殺し、龍の鐘を奪い取ると、それを寺に寄進した。えもいわれぬ妙音なのであるが、白龍の霊が宿るため、無念の涙として毎年夏には鐘から水滴が落ちてくる。後年、高松藩主がこの鐘を持去ったところ、鐘が「国分寺へ戻りたい」となったので、また戻したという。
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