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番号 2150019_003

呼称(ヨミ) ツシロヒメ
呼称(漢字) 津城姫

執筆者 安山登

論文名 口永良部島の伝説(上)

書名・誌名 南九州郷土研究
巻・号/通巻・号 通巻14号
発行所 南九州郷土研究会
発行年月日 S46年8月25日
発行年(西暦) 1971年
開始頁 9
終了頁 18

掲載箇所・開始頁 9
掲載箇所・終了頁 10

話者(引用文献)

地域(都道府県名) 鹿児島県
地域(市・郡名) 熊毛郡
地域(区町村名) 屋久島町

要約 数百年の昔、敵の軍勢に囲まれた津城から逃れ長瀬まで逃れた姫が海に身を投げた。毎年その時期になると姫の霊魂が白鷺になってドンドロの松の木に来るといわれる。明治中期に硫黄鉱山の仕事をしていた谷山出身の男が人知れずこの姫のもとに通っていた男がいたが、財宝を掘り当てこの男は姿を消した。また二十六年前、長瀬では姫の宝物が光を放っており、これを探しに行った男二人がどこからともなく現れた姫や侍女の乗った舟にさらわれ地球上から消えた。姫のいる幸の国に行ったものか。
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