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番号 |
2150042 |
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呼称(ヨミ) |
キツネ,ジュウグンスルキツネ,モウレン |
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呼称(漢字) |
狐,従軍する狐,もうれん |
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執筆者 |
安山登 |
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論文名 |
安山怪談録 |
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書名・誌名 |
南九州郷土研究 |
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巻・号/通巻・号 |
通巻22号 |
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発行所 |
南九州郷土研究会 |
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発行年月日 |
S47年12月31日 |
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発行年(西暦) |
1972年 |
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開始頁 |
30 |
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終了頁 |
38 |
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掲載箇所・開始頁 |
33 |
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掲載箇所・終了頁 |
34 |
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話者(引用文献) |
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地域(都道府県名) |
鹿児島県 |
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地域(市・郡名) |
日置市 |
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地域(区町村名) |
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要約 | 西山家の裏山には狐の巣があり怪しいことが時々起こる。明治中期、安山家の鶏が西山家の裏山に住む狐に取られた際、西山家の人間がこの巣の前で鶏を返さないと狐取りをすると脅したところ毛がきれいにむしり取られた鶏が安山家北東のタブノキの枝に止まらせてあったということがあった。西山家の裏山の狐は日清、日露戦争にも挙って従軍したという。部落から従軍者が出ると狐が集って気勢を上げるということであったが、第二次世界大戦中の狐の集会は大規模であり、提灯行列が狐の巣から薙野まで続いたということだ。しかし昭和21年、毛は焼けただれて、肉は落ち、骨を皮にやせ衰えた最後の狐が榎を切るなと喋った。いつの間にか狐の姿は消えて榎の枝が風にそよいでいるのみであり、その葉に狐の毛がついていた。この榎のあたりはもうれんがたびたびでる場所であった。
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