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番号 2181899

呼称(ヨミ) アワモチジゾウ
呼称(漢字) 粟餅地蔵

執筆者 富田準作

論文名 地蔵伝説ー静岡県西部地方ー

書名・誌名 民間伝承
巻・号/通巻・号 12巻5,6合併号通巻122,123号
発行所 民間伝承の会
発行年月日 S23年6月5日
発行年(西暦) 1948年
開始頁 20
終了頁 21

掲載箇所・開始頁 20
掲載箇所・終了頁 21

話者(引用文献)

地域(都道府県名) 静岡県
地域(市・郡名) 浜松市
地域(区町村名)

要約 南北朝時代、毎夜火を灯して奥山城の前に立っている者がいて、不思議に思った家来が見に行ったが、待っているうちに眠ってしまった。ふと目を覚ますと目の前に立っていて、家来は忍び寄り、切り下げて逃げ帰った。翌日その場所に行くと、地蔵が肩から切り下げられ、二つになっていた。この地蔵は猪を防ぐために建てられたものだが、家来が切って以来、火を灯して辻に立つことはなかった。地蔵尊を新しく作ったが、また同じように二つになってしまった。それ以来、何回作り変えても同じようになるという。
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