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番号 2310015

呼称(ヨミ) カワンタロウ,ヤマンタロウ,カッパ
呼称(漢字) カワンタロウ,ヤマンタロウ,河童

執筆者 河上一雄

論文名 多良木の水神信仰―水神信仰研究の問題―

書名・誌名 民俗学評論
巻・号/通巻・号 通巻4号
発行所 大塚民俗学会
発行年月日 S45年1月25日
発行年(西暦) 1970年
開始頁 29
終了頁 38

掲載箇所・開始頁 36
掲載箇所・終了頁 37

話者(引用文献)

地域(都道府県名) 熊本県
地域(市・郡名) 球磨郡
地域(区町村名) 多良木町

要約 カワンタロウは妖怪として水難をもたらすものであり、子供をさそって肝を抜く、それを除けるために仏飯を食べる、金気を嫌う、茄子が好物など、全国の伝承と共通する。ヤマンタロウはセコ、ヤマノヒト、ヤマンボ、などとも呼ばれ、赤子の立ちはじめ位の大きさで、裸体で絹糸のような髪を持ち、一升徳利を逆さにしたような形で、足は15センチぐらい、鰯の干物と焼酎、小豆飯、山桃、蜂の子が好物という。「ホイ、ホイ」などと鳴き、山でよくいたずらをする。冬の間だけいる妖怪と考えられている。
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