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番号 2340002

呼称(ヨミ) ヤマネコ,ニタンボージ
呼称(漢字) 山ねこ,ニタンボージ

執筆者 恵原義盛

論文名 奄美民話抄

書名・誌名 民俗研究
巻・号/通巻・号 通巻3号
発行所 鹿児島民俗学会
発行年月日 S41年8月5日
発行年(西暦) 1966年
開始頁 119
終了頁 141

掲載箇所・開始頁 140
掲載箇所・終了頁 141

話者(引用文献) 境竜吉

地域(都道府県名) 鹿児島県
地域(市・郡名) 大島郡
地域(区町村名)

要約 ある所に3人兄弟が暮らしていた。長男が北向きのニタ(猪が水浴びする水溜り)にユマチ(夜待ちの猪射ち)にいった。北向きのニタにはニタンボージという妖怪がいるのでユマチはタブーになっていた。長男は帰らず、次男は敵討ちに行ったがまた帰らなかった。三男は鉄砲に7発の弾を込めて頭には釜をかぶって例のニタに出かけた。すると月のように大きく光るものが2つ襲ってきた。釜のおかげで三男は助かり、相手を倒した。夜が明けて見るとそれは大きな山猫だった。それを煮るとその肉は全部シラミになった。
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