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番号 2400131

呼称(ヨミ) キツネ
呼称(漢字)

執筆者 及川儀右衛門

論文名 久留米地方の憑物と崇り

書名・誌名 民族と歴史
巻・号/通巻・号 8巻1号/通巻43号
発行所 日本学術普及会
発行年月日 T11年7月1日
発行年(西暦) 1922年
開始頁 303
終了頁 307

掲載箇所・開始頁 304
掲載箇所・終了頁 305

話者(引用文献)

地域(都道府県名) 福岡県
地域(市・郡名) 久留米市
地域(区町村名)

要約 稲荷信仰の厚い人には狐が乗り移って奇跡や予言を行なうという。普通の人が狐に憑かれると狐に化かされる。うまいものを持って歩くと石ころや馬糞などとかえられる。こういう時には怪しいものが自分の前や後ろを歩いていて、つまずいて転んだりするとかえられる。恨みがある相手に狐をつけようと思う時には、狐んの住んでいる穴に行って油揚などをやって頼むといい。また疱瘡を病んで寝ている者がいると、狐は見舞い客に化けて疱瘡を食いに来る。もし疱瘡を食うと、狐は千年の寿命を得て、病人は落命する。
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