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番号 3400003

呼称(ヨミ) ニンギョ,ハッピャクビクニ
呼称(漢字) (人魚),八百比丘尼

執筆者 梅の舎主人

論文名 梅の塵

書名・誌名 日本随筆大成第二期
巻・号/通巻・号 2巻
発行所 吉川弘文館
発行年月日 S48年12月25日
発行年(西暦) 1973年
開始頁 351
終了頁 385

掲載箇所・開始頁 362
掲載箇所・終了頁 363

話者(引用文献)

地域(都道府県名) 福井県
地域(市・郡名) 小浜市
地域(区町村名)

要約 昔ある漁師が人面魚を獲たので、振るまおうと人々を招待した。しかし招待客の一人が、調理中の魚を見て驚き、皆に食べてはならないと告げ、皆は密かに紙に入れて帰りの道中に捨てた。ただある男は捨てずに持って帰り、土産をせがむ子供に魚の肉を与えてしまう。食べた彼女は普通に暮らし、やがて結婚したが、夫が死ぬと姿が若返り、次の夫が死んでも同じことが起こった。その身を恥じた彼女は尼となり、以後800年生きたので八百比丘尼と呼ばれた。
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