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番号 4100071

呼称(ヨミ) ロウコ
呼称(漢字) 老狐

執筆者 天野信景

論文名 塩尻

書名・誌名 日本随筆大成第三期
巻・号/通巻・号 15巻
発行所 吉川弘文館
発行年月日 S52年11月12日
発行年(西暦) 1977年
開始頁 1
終了頁 451

掲載箇所・開始頁 379
掲載箇所・終了頁 380

話者(引用文献)

地域(都道府県名) 岐阜県
地域(市・郡名)
地域(区町村名)

要約 濃州安八郡春近村の富農・井上与三郎の家の庭に昔から住む老狐は、代々地主と親しく、郷里の者たちと常に言葉を交わしていた。名を板益亥正といい、また別名を梅庵といっておよそ300年住んでいるという。書も巧く、また禅なども論じ、医学にも通じていた。ある時、行方知れずになり、里の者が探すと、大津の駅で見つけた。都に移住し死期も近いという。その狐はもともと寧波あたりの僧で、邪見によって獣となってしまったという。井上の子供に教えていた手習いも、岐阜山孝寂という実は野干である僧に頼んでおいたという。
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