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番号 C0410765-000

呼称(ヨミ) フナガタヤマ,ケンカマツリ
呼称(漢字) 船形山,喧嘩祭

執筆者 宮城縣

論文名 伝説:山の部

書名・誌名 宮城縣史 民俗3
巻・号/通巻・号 21巻
発行所 財団法人宮城県史刊行会
発行年月日 S31年10月20日
発行年(西暦) 1956年
開始頁 263
終了頁 284

掲載箇所・開始頁 267
掲載箇所・終了頁

話者(引用文献)

地域(都道府県名) 宮城県
地域(市・郡名) 黒川郡
地域(区町村名) 大和町

要約 加美郡色麻村の小栗山権現は姉神、船形山権現は妹神で、ある時一本のカンザシを奪い合い、妹が手に入れる。姉は奪おうと追いかけるが、妹は橋を落としたり、大石を道に転がしたり、大木を倒したりして逃げた。船形山へ一足という所で姉が迫り、大工が作っていた馬舟の中に隠してもらい、姉は諦めて帰る。妹は舟から出て近くの池で髪の乱れを直し、カンザシが水鏡に映るのに満足して船形山に入った。ここを鏡ヶ池という。以来、船形山の祭は喧嘩祭となり、梵天を奪いあって勝った組は駆け足で下山、途中で木の根や大石を転がす習わしとなった。
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