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番号 C0410885-003

呼称(ヨミ) ヤマノテラドウウンジ,ダイジャ,シロキツネ
呼称(漢字) 山ノ寺洞雲寺,大蛇,白狐

執筆者 宮城縣

論文名 伝説:祠堂の部

書名・誌名 宮城縣史 民俗3
巻・号/通巻・号 21巻
発行所 財団法人宮城県史刊行会
発行年月日 S31年10月20日
発行年(西暦) 1956年
開始頁 301
終了頁 322

掲載箇所・開始頁 311
掲載箇所・終了頁

話者(引用文献)

地域(都道府県名) 宮城県
地域(市・郡名) 仙台市
地域(区町村名) 泉区

要約 女とその懸想した男が大蛇となってから500年経た暦応元年(1338)、加州金沢の大乗寺三世明峯素哲禅師が陸奥に弘教し、岩沼竹駒神社の初午に参詣した時、老翁からこの話を聞き、その案内で大菅谷保の藤左衛門の家に泊った。翌未明山ノ寺の南の丘に登って大蛇の棲む寺跡の湖水を見、7日の間祈祷したのち一喝して杖を投ずると2頭の大蛇が現れて逃げ去る。そのとき白狐が飛び出して禅師に感謝し、永く寺の守護を約する。禅師が祈祷した地に寺を建て実相寺という。
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