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番号 C0410904-000

呼称(ヨミ) ミツミネグウ
呼称(漢字) 三峯宮

執筆者 宮城縣

論文名 伝説:祠堂の部

書名・誌名 宮城縣史 民俗3
巻・号/通巻・号 21巻
発行所 財団法人宮城県史刊行会
発行年月日 S31年10月20日
発行年(西暦) 1956年
開始頁 301
終了頁 322

掲載箇所・開始頁 317
掲載箇所・終了頁

話者(引用文献)

地域(都道府県名) 宮城県
地域(市・郡名) 桃生郡
地域(区町村名) 矢本町

要約 昔、武芸の心得があった幸蔵という者の家に一匹の狼が台所から入ってくる。女房がやせ犬と思い気にもとめず、3人の子を置いて外出する。幸蔵が畑から戻ると、いきなり飛びついたので拳で何度もなぐったが屈しない。そこで両耳をつかんで叩きふせ、小川に頭を突っ込んで殺して流したが、元のところへ戻る。女房が不思議に思って占いを立てたら、「幸蔵が武芸を鼻にかけているので、懲らしてやろうと百里先から来たが負けた。霊験を与えるから葬ってくれ」とあったので祠を建てた。祠の前で、くらん返り(でんぐり返し)をすればオコリが落ちるという。
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