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番号 C0410912-000

呼称(ヨミ) シンパチミョウジン
呼称(漢字) 新八明神

執筆者 宮城縣

論文名 伝説:祠堂の部

書名・誌名 宮城縣史 民俗3
巻・号/通巻・号 21巻
発行所 財団法人宮城県史刊行会
発行年月日 S31年10月20日
発行年(西暦) 1956年
開始頁 301
終了頁 322

掲載箇所・開始頁 320
掲載箇所・終了頁

話者(引用文献)

地域(都道府県名) 宮城県
地域(市・郡名) 加美郡
地域(区町村名) 色麻町

要約 新八は白石運三郎という侍の小作人の次男で、おかいぼ取りと称する使い走りを務める親孝行の若者だった。兄の嫁は根性曲がりの女で舅を虐待した。文化(1804~1817)の頃、兄嫁は大師講の団子に針を入れる。新八が親にすすめると針が出る。兄嫁は新八が父を殺そうとしたと代官に訴える。新八は兄嫁を思って口を開かず死罪にきまり、「首が北向きに落ちたら無実だ、必ず祟る」といって死ぬ。間もなく新八の家は没落する。村人は花川の岸辺の岩出山街道の傍に碑を立てて、新八明神と称した。
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