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番号 |
C0410938-000 |
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呼称(ヨミ) |
ゲタノバケモノ |
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呼称(漢字) |
下駄の化けもの |
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執筆者 |
宮城縣 |
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論文名 |
昔話:人間昔話 |
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書名・誌名 |
宮城縣史 民俗3 |
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巻・号/通巻・号 |
21巻 |
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発行所 |
財団法人宮城県史刊行会 |
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発行年月日 |
S31年10月20日 |
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発行年(西暦) |
1956年 |
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開始頁 |
332 |
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終了頁 |
383 |
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掲載箇所・開始頁 |
375 |
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掲載箇所・終了頁 |
376 |
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話者(引用文献) |
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地域(都道府県名) |
宮城県 |
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地域(市・郡名) |
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地域(区町村名) |
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要約 | 昔、ある長者が、下女下男をたくさん使い、贅沢な暮らしをしていた。一人娘のおご様(お嬢様)は立派な衣装を着て、下駄や雪駄の履物など一度履いたら捨て、それを拾うと怒られて、本当に勿体なかった。ある日不思議なことに、皆が寝静まると「カランコロン、カランコロン」と足音がしてお嬢様の部屋に行く。下女の1人が目を覚ましてそれを聞き、その下女は次の日から病気になってひまを貰うのだった。それが繰り返され、最後に12,3になる小さな下女1人きりになってしまい、お嬢様もだんだん青くなってくるので奥様も心配し、その奇妙な話を聞いて、薙刀を持って晩に見張りに立った。下女は鏡を懐に入れて行った。その夜中にやはり「カランコロン・・」と下駄の音がしたので奥様が薙刀で切ったが効果がない。下女が鏡でその方を写すと、下駄や雪駄がいっぱい揃って「カランコロン・・姫様クークー・・」と歌いながら踊っていたが、またも下女が鏡に写して光らせると化け物たちは消えてしまった。下女は小さいとき、母様から「鏡は正体をよく写すから粗末にすんな」と聞かせられていたのだ。奥様は今までのことを後悔し、お嬢様の顔色もよくなってなおった。
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