|
■ |
番号 |
C0410951-000 |
|
■ |
呼称(ヨミ) |
ムスメジゾウ |
■ |
呼称(漢字) |
娘地蔵 |
|
■ |
執筆者 |
宮城縣 |
|
■ |
論文名 |
昔話:その他 |
|
■ |
書名・誌名 |
宮城縣史 民俗3 |
■ |
巻・号/通巻・号 |
21巻 |
■ |
発行所 |
財団法人宮城県史刊行会 |
■ |
発行年月日 |
S31年10月20日 |
■ |
発行年(西暦) |
1956年 |
■ |
開始頁 |
418 |
■ |
終了頁 |
420 |
|
■ |
掲載箇所・開始頁 |
419 |
■ |
掲載箇所・終了頁 |
420 |
|
■ |
話者(引用文献) |
|
|
■ |
地域(都道府県名) |
宮城県 |
■ |
地域(市・郡名) |
|
■ |
地域(区町村名) |
|
|
■ |
要約 | ある所に三里四方の沼があり、盆になると蓮華の花がいっぱい美しく咲き、近郷近在の人々でたいへん賑わった。しかし取ると罰があたるので、蓮華は取るなとかたく言われていた。あるとき隣村の長者の娘が下女を連れて蓮華を見にきて、美しさのあまり、下女がとめるのも聞かず1本取ってきてしまった。皆には隠して自分の部屋に飾って喜んでいたが、7日ほどたつと、「花からお姫様出る」「お姫様と沼に遊びに行く」と騒いだり、1人で家を出たりしはじめ、とうとう夜中にどこかに行ってしまった。どこにも見つからず、下女は怒られるのが怖くて蓮華のことを黙っていたが、門の外から沼の方へズーッと蓮華の花びらが続いているのが見つかり、沼で娘のシカバネがあがった。泣く泣く野辺の送りをすませた後、夜にまっかな火玉があがる、娘の幽霊が出る、などの評判が立って、沼には誰も行かなくなった。長者の家でも娘がどこにも行きかねて迷っているのだと哀れみ、沼のほとりに地蔵を建てて長く祀った。そのうち、可愛い娘が生まれると、地蔵に願をかけに遠くから参詣に来るようになり、今も続いているという。
類似事例 |
|
■ |
試験機能 |
|
|
この文献を探してみる |
→国立国会図書館サーチ |
|
|
|
Copyright (c) 2002- International Research Center for Japanese Studies, Kyoto, Japan. All rights reserved. |
|