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番号 C0411112-000

呼称(ヨミ) シケシケ
呼称(漢字) シケシケ

執筆者 宮城縣

論文名 妖怪変化・幽霊:幽霊

書名・誌名 宮城縣史 民俗3
巻・号/通巻・号 21巻
発行所 財団法人宮城県史刊行会
発行年月日 S31年10月20日
発行年(西暦) 1956年
開始頁 456
終了頁 463

掲載箇所・開始頁 462
掲載箇所・終了頁 463

話者(引用文献)

地域(都道府県名)
地域(市・郡名)
地域(区町村名)

要約 妖怪や幽霊が姿を現す時刻。主として日中と夜分の境、一日の残照が山の端に消えかかり、空はほの明るく地上はほの昏い、明暗の交錯した妖しいたそがれ時であるという。このひとときは、地上の物象の姿が茫と浮き上がったようにはっきり見定められず、視覚からくる不安定は心の不安をも伴うためか、昔から「逢魔が時」といわれ、諸々のあやしげなものどもがはびこり、歩き回る時刻として恐れられていた。この時刻に淋しい路で人が行きあった場合、知る、知らぬに拘らず、お互いの警戒心をなくすために、挨拶を交わすのが仕切りとされていた。
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