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■ 番号 C0411196-000

■ 呼称(ヨミ) ユキオンナ
■ 呼称(漢字) 雪女

■ 執筆者 宮城縣

■ 論文名 妖怪変化・幽霊:事例篇

■ 書名・誌名 宮城縣史 民俗3
■ 巻・号/通巻・号 21巻
■ 発行所 財団法人宮城県史刊行会
■ 発行年月日 S31年10月20日
■ 発行年(西暦) 1956年
■ 開始頁 471
■ 終了頁 562

■ 掲載箇所・開始頁 498
■ 掲載箇所・終了頁 499

■ 話者(引用文献) (只野淳氏「山間民俗」『宮城県史』20)

■ 地域(都道府県名) 宮城県
■ 地域(市・郡名) 仙台市
■ 地域(区町村名) 青葉区

■ 要約 作並温泉地入口の名マタギ岩松多利吉老人からの聞書。只野淳氏による。(昭和14,5年から)四十余年前の寒中,当時16歳だった多利吉少年は父と大東岳の南麓に狩に出た。獲物も無いまま夕暮となり,激しい嵐となった。多利吉は父に背負われ,七時過ぎに奥新川の下りの林が開けた所に出た。不意に父から「雪女が来たから決して声を出すな」と囁かれたので恐々覗くと,雪の広場の向こうから真っ白い着物,蒼白い顔,背のほっそり高い女が歩いてくる。父の背中にしがみついていると父は黙って雪の中を駈けおりだし,部落の灯りが見えるところまで逃げてきた。後で父は「雪女が来た時は道を譲ったり,後ろに逃げたり,声を掛けたりすると魅入られて殺されるから目をつぶるようにして一目散に走るより他に方法は無い」と語った。
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