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番号 |
C0411219-000 |
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呼称(ヨミ) |
サカサヤツハシノイケ |
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呼称(漢字) |
逆川八ツ橋の池 |
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執筆者 |
宮城縣 |
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論文名 |
妖怪変化・幽霊:事例篇 |
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書名・誌名 |
宮城縣史 民俗3 |
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巻・号/通巻・号 |
21巻 |
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発行所 |
財団法人宮城県史刊行会 |
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発行年月日 |
S31年10月20日 |
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発行年(西暦) |
1956年 |
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開始頁 |
471 |
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終了頁 |
562 |
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掲載箇所・開始頁 |
509 |
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掲載箇所・終了頁 |
510 |
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話者(引用文献) |
(富田広重『伝説口碑を索ねて』) |
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地域(都道府県名) |
宮城県 |
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地域(市・郡名) |
仙台市 |
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地域(区町村名) |
若林区 |
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要約 | 元禄の頃(1688~1704),清水小路の連坊小路寄りに浅間某と言う大身の侍の屋敷があり,八ツ橋の池と言う小沼があった。浅間某はこの池の辺の離れ家に綾目という愛妾を住まわせ,彼女を大変愛していた。しかし本妻撫子は嫉みから情夫大橋某と共謀して綾目を殺害,池の泥深く埋めた上,主人には綾目が不義を犯し出奔したと讒訴した。その秋,浅間某が歌舞妓五月女を宴席に侍らせた。五月女が化粧をしていると鏡に自分ではなく姉綾目女の顔が映る。他人に見せても五月女の顔に違いないと言うので不思議に思っていると,その夜の夢に綾目女の霊が現れ,自分は殺されて池の底に埋められている,怨念を果たしてほしい,と話して消えた。この話を聞いた主人が池の底を浚わせたところ,愛妾の遺骸が出てきた。五月女が再び鏡に向かうと,杜鵑が一羽そこからとび出して西の方に飛び去った。また,池の水がそこに通ずる小溝を逆に西の方に流れるようになったので,これを逆川(サカサ)と呼ぶようになった。
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