|
■ |
番号 |
C0411313-000 |
|
■ |
呼称(ヨミ) |
トリ,ネコ,(オンガエシ),(ユメノツゲ) |
■ |
呼称(漢字) |
鶏,猫,(恩返し),(夢の告げ) |
|
■ |
執筆者 |
宮城縣 |
|
■ |
論文名 |
妖怪変化・幽霊:事例篇 |
|
■ |
書名・誌名 |
宮城縣史 民俗3 |
■ |
巻・号/通巻・号 |
21巻 |
■ |
発行所 |
財団法人宮城県史刊行会 |
■ |
発行年月日 |
S31年10月20日 |
■ |
発行年(西暦) |
1956年 |
■ |
開始頁 |
471 |
■ |
終了頁 |
562 |
|
■ |
掲載箇所・開始頁 |
556 |
■ |
掲載箇所・終了頁 |
557 |
|
■ |
話者(引用文献) |
(『燈前新話』) |
|
■ |
地域(都道府県名) |
宮城県 |
■ |
地域(市・郡名) |
遠田郡 |
■ |
地域(区町村名) |
涌谷町 |
|
■ |
要約 | 元禄(1688~1704)末頃,伊達宗重の家臣坂本宇兵衛は子供がなく,飼猫と鶏を可愛がっていた。ある秋の夜更けに鶏がトキを作ったので,主人は不吉だといって鶏を殺し近くの川に捨ててしまった。同夜,この鶏が坂本家菩提寺の住職の夢枕に立ち,「自分は坂本家の飼鶏であるが,同家の猫は毒を以って主人に害をなそうとしている。夜中に鳴いて知らせようとしたのだが,主人は私を殺してしまった。和尚様から委細を話していただきたい。」と言う。住職が翌朝早く坂本家を訪ねると,丁度主人が汁椀を手にとろうとしていた。その時,同家の猫が外から飛び込んできて,椀の中に何か落としたまま走り去っていった。主人が気にも留めず椀に口をつけようとしたので,和尚は慌ててこれを止め,夢の知らせを語って聞かせた。椀の中を見ると黒じみた油と毒蜥蜴の頭が入っていたので,驚いた主人は猫を斬り捨てようとしたが,猫はそれきり現れなかった。宇兵衛は鶏に対して自らの不明を恥じ,懇ろに鶏を供養した。
類似事例 |
|
■ |
試験機能 |
|
|
この文献を探してみる |
→国立国会図書館サーチ |
|
|
|
Copyright (c) 2002- International Research Center for Japanese Studies, Kyoto, Japan. All rights reserved. |
|