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番号 C0730304-000

呼称(ヨミ) マツノキノセイ,アコヤノマツ
呼称(漢字) 松の木の精,阿古耶の松,夢

執筆者 和田文夫

論文名 第一編 第七章 昔話と伝説:二  (二)樹木に関する伝説

書名・誌名 福島県史 24 民俗2
巻・号/通巻・号 24巻
発行所 福島県 文書広報部 (厳南堂書店)
発行年月日 S42年3月31日
発行年(西暦) 1967年
開始頁 545
終了頁 557

掲載箇所・開始頁 545
掲載箇所・終了頁 546

話者(引用文献) (『神話伝説辞典』)

地域(都道府県名) 福島県
地域(市・郡名)
地域(区町村名)

要約 信夫の郡司藤原豊光に阿古耶姫という娘がいた。ある晩、緑の衣に黒の袴をはいた少年が娘の枕元で「われは十八公の長で千歳山に住んでいるが、近いうちに斧の災を受ける。ついてはそなたの引導に預かりたい」と訴え消えた。その後この国の名取り橋の修理をするため千歳山の老松の大木が切られたが動かない。夢の少年が松の木の精だと気づいた阿古耶姫が声をかけると、軽々動いた。松の苗を切り倒したあとに植えて弔ったが、それが阿古耶の松といわれるようになったという。
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