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番号 C0730321-000

呼称(ヨミ) タユウグロ,カタハノアシ
呼称(漢字) 太夫黒,片葉の葦

執筆者 和田文夫

論文名 第一編 第七章 昔話と伝説:二  (二)樹木に関する伝説

書名・誌名 福島県史 24 民俗2
巻・号/通巻・号 24巻
発行所 福島県 文書広報部 (厳南堂書店)
発行年月日 S42年3月31日
発行年(西暦) 1967年
開始頁 545
終了頁 557

掲載箇所・開始頁 555
掲載箇所・終了頁 556

話者(引用文献) (『相馬の伝説』)

地域(都道府県名) 福島県
地域(市・郡名) 相馬郡
地域(区町村名) 鹿島町

要約 義経の乗用となり、ひよどり越えにも大きな働きをした名馬を太夫黒という。これは、栃窪に久七という百姓がおり、いつも良い馬が生まれていた。中でも太夫黒はこれまでにない名馬であった。変わった馬で、立石山に行って山遊びをし、真野の池に行っては葦を食べ、夜になっても帰らないという風であった。不思議なことに足には水掻きもあったという。しかし見事な成長ぶりで、久七から藤原秀衡に献上され、それが義経の出陣に贈られた。真野の池の葦が片葉なのは、太夫黒が片方ばかりを食べていたためであるという。
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