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番号 C1510526-000

呼称(ヨミ) ヤサブロウバアサン,ロウバ
呼称(漢字) 弥三郎婆さん,老婆

執筆者 浜口嘉寿夫

論文名 第6編 3 第2節伝説

書名・誌名 新潟県史 資料編23 民俗2
巻・号/通巻・号
発行所 新潟県
発行年月日 S59年3月31日
発行年(西暦) 1984年
開始頁 896
終了頁 912

掲載箇所・開始頁 911
掲載箇所・終了頁 912

話者(引用文献) (「佐渡郷土文化」第21号)

地域(都道府県名) 新潟県
地域(市・郡名) 佐渡郡
地域(区町村名) 佐和田町

要約 昔、越後の弥彦村の弥三郎は、佐渡へ流され、東五十里の坑で働き、死んでしまうが、母親に骨を渡してもらいたいと死ぬ間際にいう。母親が訪ねてきて嘆き悲しむので、気の毒に思った名主のバンソウが子守にする。子ども好きの婆さんだったが、しまいに子どもを食う。代官所に突き出されると急に口が裂け、2本の角が生えて代官を襲うが、腕を切られ黒雲に乗って姿を消す。この日は9月13日で朝晴れていても必ず暴風雨になるという。これは弥三郎婆さんが腕を取り返しに来るのだという。
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