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番号 C2010223-000

呼称(ヨミ) オセンガフチ,ダイジャ
呼称(漢字) お仙ヶ淵,大蛇

執筆者 細川修・松本清人

論文名 第12編 口頭伝承 第2章伝説:3、水の伝説

書名・誌名 長野県史 民俗編 東信地方 ことばと伝承
巻・号/通巻・号 1巻3号
発行所 長野県史刊行会
発行年月日 S62年3月31日
発行年(西暦) 1987年
開始頁 474
終了頁 488

掲載箇所・開始頁 482
掲載箇所・終了頁 483

話者(引用文献)

地域(都道府県名) 長野県
地域(市・郡名) 小県郡
地域(区町村名) 武石村

要約 昔,この村に何処からともなく三人の姉弟が移り住んできた。上からお仙,庄兵衛,金次郎といった。ところがその後,これまで平和だった村で毎晩のように家畜が盗まれるようになり,後には大蛇のものと思われるような蛇のうろこが落ちていた。三人兄弟が実は大蛇の化身で,盗みの犯人だとわかり,村人達は退治の相談をしたが,大蛇のたたりを恐れ,三人を神様として祀って封じ込めることにした。お仙はお仙ヶ淵,庄兵衛は築地原の菖蒲池,金次郎は金次郎池に祀られ,年に一回ずつお祭りを行った。するとその後,家畜が盗まれることはなくなったという。
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