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怪異・妖怪伝承データベース
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検索対象事例

クダ
1973年 長野県
クダに憑かれた病人は、気遣いをする人が見舞うと、袖で顔を隠しよそを向いて返事をしないのですぐ分かる。すぐに袂を調べてみると、クダの毛が入っている。

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クダ
1973年 長野県
或いはクダが憑いた人は、腋の下と腰を撫でると痛がるからすぐ分かったといもいう。
類似事例

キツネ
1971年 岐阜県
病人が長い事寝付いていると狐が取り憑く。話者が子守りをしながら見に行ったら、布団を被ってそこから覗いていて気味が悪かった。家に帰ってみてみたら、半纏の袖に狐の白い気が付いていた。
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クダショー,(ツキモノ)
1988年 長野県
クダショーが人に憑いたことがある。憑かれた人は普通でないことを言った。病人が食事を多く摂ったり、様々なことを喋るとき、その着物のたもとに毛がついているとキツネツキだと言った。祈とう師に拝んでもらって離した。あるいは、桃の枝で叩いたり、唐辛子の煙でいぶしたりした。
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クダ,(ツキモノ)
1988年 長野県
クダが人に憑いたことがある。憑かれた人は頭がとぼけてきて、たくさんご飯を食べたり、高熱を出したりした。祈とう師に拝んでもらって離した。
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クダギツネ
1991年 静岡県
病人が高熱を出して「○○から来た」と言う、高く飛び上がり、すごい力を出すなどしたときは、クダが憑いている。クダが憑くと春埜山からお狐様のお姿を借りてきて落す。借りに行った人が後ろを振り向くとお狐様が帰ってしまうので、ふり向いてはいけない。
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クダ,キツネ,(ツキモノ)
1988年 長野県
クダが人に憑いたことがある。憑かれた人は、据わった眼で変なことを言う。キツネの真似をしたり、油揚げを食べたいと言ったり、落とし物が落ちている場所を当てたりもするという。乾いたなんばんを火にくべ、布団にくるむとか縄で縛るとかした。大勢で大声を出してキツネを追い出したりもした。
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クダギツネ
1988年 長野県
クダギツネが人についたことがあるという。これがついた者の寝床にはきつねの毛がつくといわれていた。これをはらうためには、祈祷したりなどした。
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クダギツネ
1991年 静岡県
クダギツネを見た人はいない。病人がうわごとを言ったり、高く飛び上がったり、すごい力を出したり、四つん這いになって物を食うなどしたときに、クダが憑いているとわかる。クダは狐の怨霊である。
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クダ,(ツキモノ)
1988年 長野県
クダが人に憑いたことがある。祈とう師に拝んでもらって離した。
類似事例

クダギツネ,(ツキモノ)
1988年 長野県
クダギツネが人に憑いたことがある。憑かれた人は騒いだり、垣根につかまって揺するといったおかしな行動を取った。祈とう師に拝んでもらって離す。
類似事例

クダ,(ツキモノ)
1988年 長野県
クダが人に憑いたことがある。クダツキは大食らいになり、家人が食事をするところを見るのを嫌い、仕事嫌いになった。祈とう師に拝んでもらって離す。あるいは、行者に祈とうをしてもらって、布団の下に三峯様の神札を入れた。
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イヌガミツキ
1954年 島根県
病人が犬神憑きだとわかると、雨戸を閉めて外部と隔離する。どこからなぜ来たのかを聞いても言わない場合は、小豆飯で機嫌をとるとしゃべりだす。それでも病気が治らないときは、青竹で「帰れ」と責め立てる。すると狐のような恰好で飛び回る。出ていくときに伏せて倒れるが、その時手の平を開いていれば、犬神はその人から離れて帰っていくという。
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クダ,(ツキモノ)
1988年 長野県
クダが人に憑いたことがある。憑かれた人は、憑く物によって状態は異なるが、馬鹿な話をしたり動きが荒々しくなったり、絶えず話をしたりするようになるという。行者は家を清めてから、呪文を唱えて憑き物落としをした。幣取りを行って封じ、川に流すこともあったという。
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クダギツネ,(ツキモノ)
1989年 長野県
クダギツネが人に憑くことがあるという。憑かれた人は熱が出て譫言を言うようになった。これはキツネが乗り移ったからだという。何か指示を出すこともあった。離すときは、食べ物の要求があったときにそれを持って指示された場所に行き、「お帰りください」と言った。
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クダギツネ,(ツキモノ)
1988年 長野県
クダギツネが人に憑いたことがある。憑かれた人は、川の中を裸で歩いたり、眼光が鋭くなった。
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キツネ
1933年 長野県
クダ狐に憑かれて死んだ人の法事から帰ってきた者が、家に帰ってきたら急に病気になった。クダ狐が憑いたのだろうと考え、御嶽行者に祈祷してもらった。
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キツネ,(ツキモノ)
1989年 長野県
キツネが人に憑くことがあるという。憑かれた人は、無口になって人前に出ずに隠れてしまう。変わった物を食べるようになり、着物のたもとに動物の毛が入っていたという。
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クダギツネ
1975年 愛知県
病気で熱にうなされる、あるいは病人が魚を食べたがると、クダ狐がついたのだという。
類似事例

キツネ,(ツキモノ)
1989年 長野県
キツネが人に憑くことがあるという。憑かれた人は、目をつり上げてキツネのような顔でひっくり返った。後で気がつくと、その時のことは何も覚えていなかった。離すためには、お経を唱えて病人の背中に乗ったり押さえたりして、色々なことをしたという。
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クダギツネ,(ツキモノ)
1988年 長野県
クダギツネが人に憑いたことがある。憑かれた人は犬を怖がったり、油揚げを欲しがったり、眼がキツネのようにつり上がる。時には寝床にキツネの毛がついていて、自分自身がキツネであると信じていた。離すときは、三峯神社に、憑かれた人に気づかれないように、きつね落としの祈祷に行ったという。
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