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怪異・妖怪伝承データベース
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検索対象事例

リュウジョ
1970年 群馬県,新潟県
幡随院の開山である幡随意白道上人が竜女を成仏させたという話が各地にある。上州の善導寺では竜女に説法授戒して号を与えた。また、越後の善導寺でも現れた竜女に授戒し号を与えた。竜女は喜び、水火の何から守ることを誓った。

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リュウ,アオヤギノモクタ
1932年 新潟県
天正16年、徳川幕府の命を受け幡随意院上人が九州の切支丹退治をなす諸国行脚のついでに善導寺にたちより、百日説法をした。そのとき青柳の竜神が御殿女中の姿で参詣していた。満願の日、竜神が上人に「妻は上州館林のつつじが池に住んでいて、あなたの済度を受け得脱した。自分も済度してもらいたい」と願って言う。そこで上人は済度してやった。この龍を町の人は「青柳の杢太」と呼んだ。
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リュウジョ
1970年 大分県
天明5年、自性寺の海門老師が雨乞いをしたとき、竜女が現れて成仏を乞うた。竜女はお礼として竜珠を置いていった。
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リュウジョ,リュウオウ,リュウジン
1970年 山形県
昔、方副寺の裏に広漠な沼地があり、竜王が主として住んでいた。住職が毎日読経すると竜神が現れて聴聞した。そこで住職が戒脈を授けると、竜神は喜んで一度池の中に入ってから女神となって現れ、光明不惑の珠と縫い目がない法衣を寺に残して去った。
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リュウジョ
1970年 山梨県
日蓮上人が身延山で説教をしていた時、竜女が女に化けて聴きに来ていた。竜女は日蓮上人に見破られて正体を現し、身延山の鎮守になった。また、日蓮上人が流された佐渡にも竜女教化の話がある。美しい娘が日蓮上人の読経を聞きに来ていた。娘は結縁のために袖に曼荼羅を書いてほしいと頼んだ。上人は願いどおり書いたが、娘は実は蛇だったという。
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リュウジョ
1970年 愛知県
伝教大師が熱田の宮に参篭中に竜女が現れた。竜女は竜泉寺の池に住む竜女だと名乗り、一妙句を授けてくれるように乞うた。大師が竜泉寺を訪ねると竜女が現れた。竜女は大師から妙旨を受けて喜び、今後旱魃があれば必ず甘雨を降らせることを約束した。
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リュウジョ
1970年 富山県
立山寺の大徹和尚が説法をしていた時、竜女が法を聞き、戒を授けられた。竜女はお礼として袈裟を奉納したといい、今も寺の宝物になっている。
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リュウジョ
1970年 富山県
真興寺に美女が毎朝参拝していた。住職が問うと、実は裏の池に住む竜女で、血脈を授けてほしいのだという。住職はその願いを聞き、竜女に戒名を授け読経した。竜女はお礼に竜梅水という清水をくれたという。
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リュウジョ
1970年 東京都
了誉上人が宗慶寺にいた時、竜女が現れ、上人は菩薩戒の脈譜を授けた。竜女が報恩として授けたのが今の極楽井だという。
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リュウジョ
1970年 新潟県
霊源寺に徳翁祖昌禅師が来て読経した時、寺の背にある稚児ヶ池の竜女が読経を聞いて昇天した。竜女はお礼に、二十五条の袈裟を残したという。
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ユウテン,ジョウブツ,ミズコノレイ
2000年 東京都
怨霊の前に祐天が現れ、男に念仏を勧め、下女と水子の霊に法号を与えて成仏させた。
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リュウジョ,リュウグウヒメ
1977年 福島県
楢木淵の竜女が常在院の源翁和尚に説法を頼み、救われた。お礼に寺の殺生石の下に水を引いた。竜女がその後お産のときに温めて抱いた石も寺にある。
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リュウジョ
1970年 奈良県
三輪山の麓に慶円という僧がいた。この僧が竜女が女に化けているのを見破ったところ、竜女は教化を受けて天上したいと願った。僧が竜女の望みをかなえると、竜女はお礼として宝珠を渡して天上した。
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リュウジョ
1981年 岐阜県
昔琵琶湖に住む竜女がこの寺でお産をした。子供は寺に残され、成長して名僧になった。
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リュウジン
1932年 群馬県
幡隨意上人が説教していると、17、8歳らしい婦人が来て「私は城沼に棲む龍神の妻です。上人の高徳で済度させて下さい」という。上人が本体を現せと言うと、たちまち長さ20尋の龍となる。上人が杖でその額を撫でると婦人の姿に戻った。婦人は寺を守護すると言って井戸に入り、井戸は封じられた。
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リュウ
1970年 山梨県
竜禅という和尚の説教を竜女が美女と化して聞きに来た。竜女は帰ってから父である病床の竜に説教の話をした。父子とも教化を受け、父の病気も治り、そのお礼に来た。村人がこのことを聞いて淵の傍らに建てたのが南明寺である。
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オンリョウ,アクリョウ
1974年 茨城県
常州松原村である百姓の妻が死に際して、夫に、後妻を迎えないように嘆願した。その後夫が後妻を迎えるとその夜から亡妻の怨霊が現れ夫の首に抱きつき顔をのぞきこむようになった。祐天上人の教えに従って大勢で念仏を唱え成仏させられた。
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タロウボウ,シンゼイ,オオテング
1974年 京都府
文徳天皇の時、太郎坊(真済)という僧は弘法大師に密教を受け、高雄の峯で修行していた。しかしいつの頃か、染殿后を見た真済は心迷って死んだ。その執心は青い鬼となって染殿后を驚かし、最後には大天狗になったという。その山は軍を守り、火の難から逃してくれるので、皆が崇拝した。
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タツオンナ,ヤマウバ
1984年 岐阜県
人々を苦しめていた龍女が与八郎の妻になるが、山姥の姿になっていたところを新蔵に射られ、済度を受けて成仏した。
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ダイジャ,リュウ
1970年 香川県
神恵院の観臨和尚が裏山で修行をしていたら妙見菩薩が現れた。妙見菩薩は、和尚の前身は蛇で洞窟中で読経を聞いていたため人間になったのであり、妻は竜王で雨を降らせる力を持っていることを告げた。後に、美女に化した竜王が現れ、和尚に雨乞いの秘法を授けた。
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エンマオウ,ジゾウボサツ
2001年 奈良県
金剛山寺(矢田寺)の満米上人は閻魔王の招請を受けて、閻魔王宮に赴いて菩薩戒を授けた。喜んだ閻魔王は満米を阿鼻地獄の見える岳上に案内して、鉄扉を開くと、そこには受苦の衆生と共に猛火の中にいる地蔵菩薩の姿があった。地蔵菩薩は満米に、「私は釈尊の付属を得て悪業の衆生を救うために炎の中にいるが、一毛の縁も無い者は救えない。人界に帰って苦を恐れる者は私に結縁するよう人々に伝えなさい」といった。
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