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怪異・妖怪伝承データベース
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検索対象事例

アカゴ,カミサマ
1939年 新潟県
婦人が乗船しようとすると赤子が泣くので一つ後の船に乗ることにした。すると乗る予定だった船のカマが破裂をして沈没した。

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アカゴノナキゴエ
1978年 愛媛県
旅の母子が村へやってきたが、村人はすげなく扱い橋の下に連れて行って置き去りにした。母子は恨みながら死んだが、それ以来この橋の下を通ると赤子の泣き声がしたという。
類似事例

アカゴイシ
1984年 長野県
旅をしていた女が途中で産気づいたが、難産の為産まれた赤ん坊を残して死んでしまった。赤ん坊は近くの石の上を這っていて、その跡がまだ残っている。赤子石と呼ばれている。夜になると泣き声が聞こえてきた。
類似事例

アカゴノナキゴエ
1950年 徳島県
貧しい母が、子供を池に沈めた。死体はすぐに上がり、誰がやったかもすぐわかった。しかし、今でも夜には池から赤子の泣き声が聞こえる。その池を赤子池と呼ぶ。
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アカゴフチ,ナキゴエ
1984年 長野県
ある男の子供を妊娠した女がいた。男が通わなくなったため、相手を両親に聞かれても女は話さなかった。悲しみのあまり家を出た途中で産気付き、子供を産んだが女は淵に見を投げて死に、赤ん坊も凍え死んだ。その淵からは赤子の泣き声が聞こえる。
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ユメ
1966年 愛知県
ある母が船頭の息子の夢を見た。のちに息子は遭難していたことが分かった。
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カイジン
1965年 高知県
女一人で舟に乗ってはいけない。神功皇后が一人で船に乗ったら、海神がたたって海が荒れ、皇后は身投げした。
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ニンギョ
1939年 長崎県
子供のいない爺と婆が人魚の子を拾って育てた。やがて娘は嫌々ながら嫁に行くことになったが、船で内地に行く途中で嵐に会い、船は沈んだ。この時、乗っていた人間は皆死んだが、娘は海の中で人魚の母親と共に暮らすようになった。
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アカンボウノナキゴエ
1933年 京都府
赤ん坊を残して嫁が死んだ。赤ん坊は母に死なれて毎日泣き明かしてついに死んだ。それから村はずれの海辺で夜更けに赤ん坊の泣き声が聞こえるようになった。
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シンブツノタスケ
1976年 東京都
深川の八幡社の祭りの日、ある母親が2つか3つの子どもを連れて行った。大きな橋があり、そこを渡ろうとすると、子どもが泣きやまない。渡らずに帰ろうとすると泣きやむ。しばらくして、橋が落ち、1000人以上が巻き込まれた。母親は神仏の助けがあったと思い、いそいで帰った。
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カッパ
1977年 青森県
子守が赤子を川原において遊んでいたら、赤子がいなくなり、下流で溺死体になってあがった。河童にさらわれた。
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ヘビ
1934年 東京都
難航した船が、海難よけに、船に乗っていた女をこの島に捨て、助けに行かなかった。女は狂い死に、その髪の毛が恨みで蛇となった。
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アカゴ,ナキゴエ,イシ
1985年 長野県
城から落ちのびる途中で奥方が石の上で子供を産んだ。しかし子供はすぐに死んでしまい、石からは赤子の泣き声がする。供養すると泣き声は止んだ。ある時子供をあやしながらこの石の近くを通ると、不思議に子供が泣かなくなった。
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キツネ,チャガラコ,ナキゴエ
1929年 青森県
夜更けに浜辺を通ると、赤子のなく声が聞こえることがある。家に子供を残してきた母が泣き声のするほうに駆けていった。しかし、泣き声はどんどん遠くなり、おかしいと思ってもとの笊の所に戻ってみると、中は空になっていた。こんなことをするのは、茶がらこの娘狐だろう。
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ショウシ
1974年 東京都
江戸内屋敷のある人が日待ちしていたところ、下女の子が泣くので止めさせるよう言ったら、下女が腹を立て子どもに死ねと罵った。すると子供は自ら湯をかぶって死んだ。
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ケンムン
1987年 鹿児島県
ある女の人が山に入った時ケンムンに惑わされ妊娠した。生れた赤子はケンムンの子だった。その家は村一番の分限者だったが、子供が死ぬと落ちぶれた。
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モウレイ
1982年 宮城県
濃霧で船の針路がわからなくなった。「こっちへ来い」と呼ぶ声がしたのでそちらに行くと、岩に当たって船底に穴が開いた。そこに別の船が通りかかり、柄杓を貸してくれたが底がなく、船は沈んだ。モヤがかかったときにはモウレンが出ると言う。
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クジラ,ユメ
1999年 佐賀県
親子連れの鯨から、弁天島にお詣りに行くので、捕獲しないでほしいと夢の中で哀願された。しかし仲間から促されて獲ってしまった。帰宅すると、玄関で銛が落ちてきて、子供に刺さり即死した。死んだ子供と共に入水して果てた。
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コナキヅカ
1967年 茨城県
草取りに忙しい時に、女が子供を背負って作業をしていた。突然大地震が起こり、地面に亀裂が入って、女と子供は泥田に飲み込まれた。以来、ここからは子供の泣き声が聞こえてくる。
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オオアワビ
1964年 千葉県
海岸に住む大鰒に触れると海が荒れる。海が荒れている時に、美しい海女が男と会っていた。海が荒れていると男と会えると思った女は、鰒に石を投げ続けた。男の乗った船が心配であった女の船も沈没し、救助しようとした男も溺死した。
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キエタフネ,レイカン
1936年 新潟県
荒れた海を引き返そうとせず進んだ船が、行方不明になり、天候回復後に調べてみたが見つからなかった。船長の妻がその夜、外套を着た夫が血で塗れた恰好で帰ってくるという夢を見たという。
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