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怪異・妖怪伝承データベース
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検索対象事例

タツ,コヘビ,ダイジャ
1985年 新潟県
子蛇が石の上に立ち、一声上げたかと思うとものすごい嵐になって龍と化して昇天した。長い間風が止まなかったが、空の彼方から声がしてぴたりと止んだ。後に村人が山に入ると、巨大な大蛇が死体となっていた。

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コヘビ,リュウ
1928年 新潟県
岩を登っていると小蛇が突然真っ直ぐに立ち上がったかと思うと、姿が見えなくなった。しばらくするとどこからか黒雲が起こり、暴風雨となった。その後、山奥で龍の死体が発見され、昇天に失敗した小蛇の果てだろうということになった。
類似事例

ダイジャ
1931年 長野県
長者の一人娘が大蛇と契り、それに怒って親は縁を切ろうとした。そこに貴公子が現れ、涙を拭おうとしたところ、娘は貴公子を刺した。貴公子は大蛇に変じ、娘をくわえて空をかけのぼった。そのとき嵐が起こり、村の建物は吹き飛ばされた。その跡地には玉石(蛇石)があり、女の泣声が聞こえるという。
類似事例

ダイジャガオコシタオオミズ
1987年 長野県
ある日,二人の猟師が本沢にやってきた。岸の茂みに大蛇がおり,恐ろしくなった若い猟師は年上の猟師の制止にもかかわらず鉄砲で大蛇の頭を撃った。大蛇は死なず,淵に飛び込んで見えなくなった。覗き込んでみたが影も形もなく,やがて淵の中からもうもうと霧が立ち昇り,真っ黒な雲が空を覆った。その日から3日間大豪雨となり,近辺の村に大きな被害が出た。5日目になってようやく晴れた。村人の中に,蛇が流れ下っていくのを見たものがおり,きっと赤沼の池の主が池と一緒に流れ下ったものだと言い合った。
類似事例

ダイジャ
1991年 香川県
村人が竜王神社に雨乞いすると、小さい蛇が出てきたが、村人舘は小ささを不満に思ってあざけったところ、たちまち大蛇に変身し、尾は向かいの谷に、頭は社の大松にあごをかけていたという。
類似事例

ハクジャ
1991年 長野県
爺さんが蛇を助けて介抱した。その後娘が爺さんの家に来て面倒を看た。急に娘がいなくなり、心配していると、蛇が娘の姿となって恩返しに来たが、村人を守る為戻らなくてはいけないと言った。外に出ると池が波立ち白蛇が空に向かって舞い上がっていった。
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ヘビ,ダイジャ,ウロコヅカ
1939年 京都府
ある農家の娘が池に飛び込んで蛇に変わった。数日後、木戸源治という男が蛇に呑まれそうになって蛇を撃つと、池は真赤に染まり、大蛇の死体が浮かんだ。逃げる途中で男は3枚の鱗を拾い、屋敷に埋めて塚を立てたが、何かと祟りがあった。
類似事例

ダイジャ
1987年 京都府
大蛇が人里近くに出て人畜に被害を与えるので、猟師が退治しようと決心した。愛犬2頭を連れて山に入ると、突然犬が吠え出した。前を見ると大蛇が寝ていたので、鉄砲で撃った。退治して帰る途中、大蛇の毒気で猟師は倒れてしまった。
類似事例

ダイジャ
1982年 東京都
17,8の娘が川で蚕の綱を洗っていると急に眠くなり、草むらに寝てしまった。すると大蛇がやってきて娘のお腹に入って行こうとするので、若者がこれを引き出した。蛇は怒って若者の首に巻きついたが、天神様の力で退けられ、松の枝の上で息絶えた。
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リュウ,ニョニン
1941年 兵庫県
ある僧の所へ一人の女が訪ねて来た。しかし、実は、それは女の姿に身を変えた龍であった。その事に気付いた僧が一喝すると、龍は本性を現し、鱗の雨を降らせながら昇天した。
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フルイイケ,ムスメ,ヘビ
1985年 長野県
爺さんに道に迷ったので案内してほしいと美しい女が言う。池まで連れて行くと、女は池の中に入った。すると水面が割れて龍の姿が見え嵐なった。これまでいた場所が嵐で流されるので、蛇が女の姿となり、別の池に移動したのだろう。
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イケノヌシ,ダイジャ
1967年 茨城県
池の主の大蛇を誰も見たことがなかった。1人の漁師が美しい女と出会い、この女の願いで向う場まで舟で渡してやった。去り際に女は池の主だと言い、まもなく大嵐が来ると言った。漁師は急いで舟を引き返したが嵐になったので、小屋に泊まったが数日間うなされた。
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カナヘビ,ショウテン
1929年 岩手県
盛岡在の太田村芝久保という村で元文4年5月11日の昼頃、小堰の杭に一匹のカナ蛇が来て這い上がった。それをみた佐野家の下女は気味悪くなり家に駆け込むと、すぐさま雲が流れ真っ暗になり大風震動雷電し、龍が天上するに相応しい光景の中、蛇は昇天していった。
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リュウ,ゲキリン
1972年 茨城県
雄龍と雌龍という龍が山の神様であった。あるとき、この龍が女に化けて池に現れ、若侍と出会って、恋仲になった。しかし若侍だけがこの場で死んでしまった。この山を削ると、2頭の龍を分けることになるので、山津波が起こる。これを山上の龍が鱗を逆立てたと言う。
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ダイジャ
1979年 茨城県
日照りで田を耕作できなかった時、すり鉢山を掘って水を引いてきた。その時山から子供を抱えた姫が旗竿をかかえて現れ、渕に飛び込んだ。この姫は山に住む大蛇であった。
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クマノゴンゲン,ダイジャ
1938年 岩手県
林の中の清水に顔を映したある娘が、衰弱していくので、両親が心配して熊野権現に祈願し、他の清水に事の次第を物語ると、雷鳴震動し、恐ろしい光景になった。やがて、天が晴れると20丈の大蛇が2匹、互いにかみ合って死んでいた。雄蛇が娘に恋していることを知った雌蛇が嫉妬し、大闘争になった後、雌雄ともに倒れたのであった。
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タヌキ,ムスメ
1938年 長野県
男が森に入ると狸が美しい娘に化ける。男は気づかずに娘と山の中へ入っていったが、娘は狸に戻り、男は逃げ出した。
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ダイリュウ
1932年 愛知県
決まって風雨の夜に、ある家の娘の元へやって来る美男子がいた。これを怪しんだ家人が、男の衣服に糸を結わえて後を付けたところ、大龍の棲む底なしの池へと入っていった。家人は暗澹たる気持ちになったが、間もなく、娘は蛇の子を沢山産んで亡くなった。
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ダイジャ
1941年 福井県
池に住む大蛇は昇天を試みたが失敗していた。大蛇は小魚に化け、水を取りに来た老婆に飲み込んでもらうと、老婆の姿は一変した。その姿を見て悲しくなった老婆は帰宅をあきらめ、今後池の水を枯渇させないと約束をして、池に飛び込んだ。大蛇はついに昇天できなかった。
類似事例

ダイジャ
1932年 福岡県
本村の山に昔大蛇がいた。ある猟師が鉄砲で仕留めたが、蛇は死ぬとき「お前の命もあと一年だ」と言い残した。翌年猟師が近くに来た時蛇を仕留めた場所へ行ったところ、白骨となって残っていた。何かのはずみで骨で足を突いたが、それが原因になって猟師は死んだ。
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ヘビムコ,カエルノオンガエシ
1968年 愛媛県
爺さんが山に行く途中で蛇から蛙を助ける。爺さんには美人の娘がおり、蛇が男に化けて娘のところへ来る。娘は男に惚れたが病気になった。遍路がきて、大杉の木のてっぺんにある鷲の卵を食べさせろと教える。娘が男に頼むと、男は蛇体で木に登ったが、巣にかかろうとするところで鷲に食い殺されたという。
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