ヒトダマ 1992年 宮崎県 人が死ぬと人魂が近親者の家を訪れる。死の予兆とも、死後の知らせともいう。
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タマシイ 1977年 青森県 死の直前に魂が近しい人や兄弟に会いに行く。「魂が来た」という。
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マブイワカシ 1975年 沖縄県 死後三日目に家族や近親のものが集まり死霊と生霊のお別れだといって魂別れをする。
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シノゼンチョウ(ゾクシン) 1999年 福島県 霊魂は、死の直前に抜けて出て近しい人の所に行き死を知らせる予感を持つという。
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(シノシラセ) 1967年 栃木県 人が死ぬ前には魂が親類をまわって、声をかけるという。
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ヒトダマ 1973年 香川県 人魂は、晩方早いうちはスーと飛ぶが、夜遅くなってくるとユラユラ飛ぶという。家で死者が出るときは、その家の人には人魂が見えないが、他の人には見えるという。
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タマシイ 1929年 長野県 身内が死んだとき、その家の仏壇を深夜ガタガタ言わせる。恐ろしいと思っているとそのうち死んだ知らせが来る。魂が来るのである。
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ヒダマ 1958年 宮崎県 3日前、3年前、死ぬその時などに死ぬ人の火玉が近親者のもとにやって来る。
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シリョウ 1983年 山梨県 出棺の時に、玄関から棺を出すと死霊が覚えるので縁側から出す。
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タマシイ 1989年 長野県 人が死ぬと魂が抜け出し、生まれた家に帰ると言う。
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ヒトダマ 1992年 宮崎県 人が死んだとき、近親者に仏前の鐘が鳴るような音が聞こえることがある。人魂が挨拶に来ている。人魂はただちに寺へも挨拶に行き、お寺の鐘をかすかに鳴らすので、僧は檀家の不幸を知るという。
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タマシイ 1977年 和歌山県 死者の魂は、亡くなる前日の晩に実家の寺に入るという。女性の魂は台所から、男性の魂は表から入るという。
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(シノヨコク) 1990年 長野県 死者は、身内や近親者の家の戸を叩いて死を予告するという。
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タマシイ 1964年 滋賀県 魂は死ぬ2、3日前や、死後にも飛ぶ。
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ヒトダマ 1972年 岐阜県 人は死ぬと旅に出るといわれていて、死の一週間前には人魂がその家から出るという。村人のほとんどが人魂を見たことがあるという。
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シリョウ 1923年 兵庫県 家の入り口に貼ってあるお札やお守りをくれと、死霊がやって来たので差し出すと、その隙間から家の中に入ってくることがある。
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タマシイノタテルオト 1944年 岩手県 魂は死んで100日(1年、33年とも言う)経つまでは家の軒から離れない。それで100日間は精進する。戸の開く音やすたすた歩く音が聞こえることがある。これを「魂がきた」と言う。
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タマシイ,ユウレイ 1973年 人が死ぬ時には10中7~8は魂が出て知人などを尋ねる。来たとしても黙って座っているだけである。人が死んでからもこのようなことがあるが、多くは生前のことである。生前のものは魄(たましい)、死後のものは幽霊という。
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ヒトダマ 1986年 埼玉県 人が死ぬ前には、その人の家の屋根の棟から人魂が出る。人魂は一間くらいの青火の尾を引き、死者の家人には見えない。死ぬ二ヶ月くらい前から大きい音がして火の玉が出る。すると人はポーッとして、やがて死ぬ。
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(シシャノレイ) 1950年 沖縄県 死者の霊が縁もゆかりも無い人に憑いて、物の在処などを語ることがある。
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