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怪異・妖怪伝承データベース
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検索対象事例

キツネ
1938年 長野県
五日神社へおまいりに行ったお婆さんはろうそくをひとつだけあげた。途中で前が急に山と谷になって進めなくなった。他の人は通れるのにお婆さんは進めない。袂にあったろうそくを後に投げると山と谷がぱっと消えた。

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キツネ
1938年 長野県
呼ばれた帰りに遅くなって提灯を借りてろうそくを2本持っていた。狐にお参りすると狐がついてきたのでろうそくを1本投げると道がなくなった。困ってもう1本投げてやると、道があって家へ帰ることが出来た。
類似事例

キツネ
1938年 長野県
祭礼の帰りにおじいさんと2人で提灯をつけて歩いていると、橋のところで提灯をばりばりひっかくような気がするが、おじいさんが気のせいだというのでそのまま行くと、火が消え、草薮の中にいた。音が聞えたのでおばあさん(音を聞いた人)が犬年だったからだ。
類似事例

タヌキ
1987年 徳島県
火事になった養子の親の家に行くため、狸がよく出るという山を歩いていた。他に狐や山犬(おおかみ)もいた。提灯のローソクは狸があっという間に取ってしまう。獣が寄らぬようにお堂で火をたいていると、狸がだましにやって来る。近所の女の人に似た声が聞こえ、笑い声もした。道を進もうとすると、杖が滑ってなかなか進まない。
類似事例

ユウレイ,オンナ
1982年 新潟県
夜ふけの渡し場で、川向うから女の声で、オウイ、オウイと呼ぶ声がした。船頭がいってみると、人影は見えない。乗るように促すと舟が重くなり、誰かが乗ったようだった。川を渡ってから降りるようにいうと、舟が軽くなったような気がした。船頭が、こんな夜ふけに舟を出させておいて、あいさつもなくというと、首に縄をぶら下げ、目の玉のとび出た、まっさおな顔した女が長い髪を前にたらした姿で現れ、菩提寺へ行くといって草むらへ消えた。
類似事例

タヌキ
1992年 奈良県
大雨が降ったので、お婆さんが川につけてある楮を提灯をもって取りに行った。けれどもいつまでたっても帰ってこない。怖くなり、川に行ってみたがお婆さんはいなかった。お婆さんは、狸に騙されて道を間違えていたのだった。
類似事例

キツネ
1982年 東京都
狐にだまされて一晩中歩き回った人がいる。ろうそくを狐が消したので迷ってしまい道がみつからない。畑の中でそれほど広い範囲ではなかった。明るくなってみたら同じところを歩いていて、ろうそくは抜かれていた。
類似事例

キツネ
1938年 長野県
月夜にお婆さんが2、3人連れでお湯へ行った。帰りに急に夕立になったので田んぼの小屋へ逃げ込むと、近所の人が来て傘を持ってきてくれた。さそうとすると晴れたので帰ってみると傘は1本の棒だった。
類似事例

キツネ
1991年 静岡県
ある寺の住職が檀家に接待されて帰る夜道、提灯が倒れて火が消えた。灯なしに歩くと何度も同じ道に出る。民家で火を求めたが誰も出て来てくれない。あきらめて歩き出すと狐の姿が見えた。さらに歩かされて寺に帰ると衣も脱げ、お土産もなかった。昼間戻ってみると、提灯には爪痕がついていた。とりやめていた寺の豊川稲荷のお祭りを再開したら、そういうことはなくなった。
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シチニンミチユキ
1940年 香川県
ある老女が行水をしていたところ、生暖かい風と共に近付く足音が聞えるが、姿は見えない。ますます足音が近くなったところで、老女は何かの力で田の中に投げ出され、大怪我をした。七人道行という神の通路に当たっていたので、このようになったと人々は噂した。
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ヤコ,ヒノタマ
1947年 佐賀県
ある晩、山道を登っていると真っ直ぐ前方に大きな火の玉が現れた。こぶしを握り親指だけ立て、目の高さで左右に動かすと、火の玉も指の動きに合わせて左右に動く。何度もやっているうちに火の玉は消え、目的地に着くまで何も起こらなかったという。
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キツネ
1929年 長野県
祭りの帰りに女3,4人で提灯を持たずに夜道を歩いていると、道がわからなくなってきた。底へ提灯を持った男が通りかかったのでついていったが、夜明けまで原の中をうろついた。狐に騙されたのである。
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ヒノタマ
1964年 福島県
家のばあさまが夜に水引にいくと、目の前を青い火の玉が飛ぶのをみた。青い道を引いて通ったが、星の光のようだった。
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ヒカルトリ
1981年 和歌山県
夜の山道を若者が歩いていると、炭俵が置いてあった。それを谷に蹴飛ばしたら、闇の中に光る鳥が飛び交った。その人は驚いて逃げ帰った。
類似事例

リュウトウ
1967年 茨城県
赤い火の玉が水の上から空に舞い上がり、川に沿って神社の参道口にある松のこずえで消える。次の火の玉が次の川から上ってくるというように、一晩中竜燈があがっては消え、あがっては消えていく。
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オオカミ
1982年 群馬県
話者の祖父の5代前のお婆さんが熊野神社の峠からの帰り、オオカミに行き会った。オオカミがお婆さんをくわえて橋の下に連れて行くと、40頭ほどのオオカミが続いてぞろぞろ通っていった。
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テング
1931年 山梨県
おえいという婆が急に見えなくなった。村中の人が3日探し回ったがさっぱりわからなかった。そしておえい婆は高さ何尺もある一枚岩の上で見つかった。婆を助け出して聞くと、鼻の高い顔の赤い人に連れられてきたという。
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キツネ,タヌキ
1985年 三重県
おばあさんはほうづき提灯が何百とついて、あっちに行ったり、こっちに行ったりゆれるのを見る。おじいさんは大きな提灯に驚き、帰ってみると魚が無くなっていた。それぞれ狐と狸だったのだろうということになる。
類似事例

ヤマノカミサン
1953年 千葉県
1月19・20日の山の神の日に山主の婆さんが山に入ったら、赤い衣で白馬に乗った人たちが賑やかにやってきた。謝ったが、周りが真っ暗になり、人に水をかけられて気がついた
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クモ
1977年 山形県
あにとおじがいて、おじが町に行った日にあにがいなくなった。炭焼きで山に泊まったら、ランプと糸より車を持ってきた婆が出てきた。鉄砲で撃っても効かなかった。ランプを狙って撃ったら消えた。翌朝見ると大きな蜘蛛が傷ついていたので、あにの敵をとれた。
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キツネ
1938年 長野県
昔、お湯に入りに行った帰り、大川のそばに小さい小屋があった。月夜であったのに大雨になったので、皆あわてて小屋に入った。傘を持って近所の人が来てくれたが、一番年取ったお婆さんが下駄ではたくと「キャン」といって消えた。それは狐で、いい月夜のままだった。
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