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怪異・妖怪伝承データベース
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検索対象事例

マツノキノバアサン
1922年 徳島県
松の木の婆さんと呼ばれる信心深い婆さんが、猟師に猪と間違えて撃ち殺された。その墓に参ると災難を逃れられるという。

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オハカノヌシ
1983年 香川県
あるお婆さんが山の中で墓石を見つけ、まわりを掃除してお花をあげた。しばらくするとお婆さんが病気で動けなくなった。拝んでもらったところ、お墓の主がお婆さんにお花をあげてもらった事がうれしくて憑いたのだという。
類似事例

オセンサン,オセンマツ
1993年 静岡県
ある農家の水田の中に松の古木と祠がある。昔、大井川が氾濫したときにオセンという女性の溺死体とともに流れ着いて根ついた松といい、手をつけると祟りがあるといわれている。
類似事例

カイブツ,チ,マツ
1990年 山梨県
昔、夜に山の峠の松のところを通った人が怪物に殺され、木の下に埋められた。この話を聞いた村人が翌朝行ってみると、木の幹から血が流れ出ていた。
類似事例

ヘビ
2005年 三重県
近所のお婆さんが畑仕事をしているとき、鍬で白蛇を切ってしまった。そのお婆さんは家に帰ってすぐ死んでしまい、白蛇の祟りということになって、白い石を積み重ねて墓を作って供養した。白蛇の墓は、現在は草に埋もれてわからなくなっている。
類似事例

ヒイラギヅカ
2000年 神奈川県
お婆さんの店が泥棒に入られた。泥棒の1人はお婆さんが知っている人だった。その人は、お婆さんに喋られると困るので、お婆さんを殺してしまった。それで土地の人は、屋敷の入り口に災難避けのためにヒイラギの木を植えて、ヒイラギ塚を作った。
類似事例

ハッピャクオビク
1968年 福井県
八百お比丘という長生きのお婆さんがいて、何年経っても死なずに物貰いをして居た。ある日、椿の木を植えて「これが枯れたら死んだと思うてください」と言い残していなくなった。話者のおじいさんが若狭に行ったとき、「どこからか女の人が来てお経を上げながらなくなった洞穴」をみたと言う。
類似事例

タヌキ,(ヤマデミチニマヨウ)
1981年 京都府
老女が子供の頃から熟知した山の中で迷った。藪のような所で身動き取れなくなったのでその場で夜を明かしたら無事に帰れた。狸に化かされたのである。
類似事例

オオカミ
1936年 新潟県
松の木下に大犬(狼)が話すには、昔年老いた人が乞食となり、村で死んだので葬られた。しかしせどごう狼が死体を掘り返して食べてしまったものの、変な声がするので、放り出して帰ってきたと言う。
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テング
1988年 富山県
戦争中にある年寄りが杉の木を売って暮しを立てたら、旅先で死んだ。その木は天狗がいる木だったらしい。
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ダイジャ
1930年 静岡県
昔、爺さんと娘が行方不明になった。村人が山を捜索していると生臭い風が吹いてきて、水風呂桶のような頭の大蛇が現れた。そこに南部六という猟師が現れ、大蛇を退治しに向かったが、大蛇に殺されてしまった。その後、南部六の双子の娘が父の横死を知り、観音の加護をもって敵を討った後、巡礼の旅に出た。村人は蛇の祟りを恐れ、高徳の坊さんを頼んで蛇骨を埋葬して堂を建て蛇骨山大蛇院と名づけた。
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ババフチノヌシ,ダイジャ
1939年 秋田県
草刈鎌で探し物をしていたとき、大蛇を傷つけてしまった。家に逃げ帰ったが恨みで死んでしまった。同じころ、湯治場で老女が大傷を養生していたが、見かけないものであったので、婆々淵の主であろうと噂された。
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コドモ,タマシイ
1937年 新潟県
死んだ婆さんが野原に行くと、そこに子供が出てきて、自分の墓に花を供えて欲しいという。婆さんはその後蘇生し、この子供のことを話すと、昔若くして死んだ子供がいることを知り、以来その供養をするようになった。
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タヌキ
1991年 奈良県
山で炭焼きをしていたお爺さんの所に、毎晩狸がお婆さんに化けて訪ねてきた。そこである日お爺さんはお婆さんに絶対訪ねて来ないようにと言い、その夜に訪ねてきたお婆さんの頭を斧で叩き切った。お婆さんは声を出して逃げたので、本物のお婆さんは切ってしまったのかと驚いて家に帰ると、家にはちゃんとお婆さんがいた。そして軒下で古狸が死んでいた。
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オオカミ,オオキナイヌ
1976年 大分県
昔、東林庵の墓に狼が出た。墓を掘ったり人を襲ったりするので、村人が弓矢で退治しようとしたができなかった。村の年寄りが東林庵にこもって百万遍を唱えていると、どこからともなく大きな犬が現れて、狼を3匹食い殺してくれたという。
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エンノマツ
1938年 鳥取県
この松に斧を入れると祟りがあり、枝を伐っただけでも腹痛を起こした。懸賞金をかけて近郊の人に伐らせたところ、松の根元には古い墓があり、一字惣一と刻まれていた。
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タヌキ
1931年 愛知県
狩人が猪を撃ちとめたとき、どこからか婆さんが手桶を携えて現れ、猪の肉を包丁で切り取り始めた。婆さんに鉄砲を撃っても何ともないので手桶を撃つと婆さんは倒れ、行ってみると大きな狸がいた。
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タタリ
1929年 東京都
昔、松があった。この松を切るものは病になったり死ぬといわれていた。ある老人が松を切ったところ、病気になり死んだ。
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キツネ,シニン
1941年 秋田県
正月、爺様が狐を脅かした夜に荼毘の行列にあった。爺様は怖くなって木の上に登るが、死人はその木の根元に埋められた。爺様が木から降りようとすると、墓から死人が化物になって現われ、木に登ってきた。狐にだまされていたのであった。
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キツネ
1975年 福島県
ある家の婆様が狐に憑かれていなくなった。爺様が山に向けて鉄砲を撃ったら叫び声が聞こえたのでそちらを探すと、竹やぶに婆様が倒れていた。裸足で、服はボロボロになっていた。
類似事例

テング
1981年 神奈川県
山の神をお祀りしてある山に天狗の住処といわれた大松があった。ある日美しい娘が行方不明になり天狗の仕業だということになった。松のところにさがしに行くと娘が座りこんでいて、話をきくと、やはり天狗にさらわれたということであった。
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