キツネ 1973年 山梨県 キツネに化かされていつまでも山を歩いた人がいた。山の中に持っていたアブラゲを食べられてしまった。
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キツネ 1926年 福島県 又吉という百姓が狐に石を投げたところ、狐の足に当たった家に帰ると熱病を病み、たわごとを言った。狐に憑かれたのだった。7日後に元に戻った。
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キツネ 1995年 愛知県 狐が人に憑いて病気が治らないときは、御嶽行者に行をしてもらった。
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キツネ 1974年 栃木県 1885年前後のこと、ある家の主人が突然暴れ出して、人の食物まで取るようになった。特にアブラゲを良く食べた。祈祷師に来てもらったら、狐憑きを治すといって主人を冷やしたり殴ったりした。
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キツネ 1934年 兵庫県 野施行の自分に諏訪山のほうまで行った人が、病気で死ぬ時になって狐が憑いて、狐のことを口走りながら死んだ。
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キツネ,タヌキ,コブ 1987年 奈良県 山道を歩いていたら、狐か狸かに憑かれた。油揚げをよく食べていたという。その人が体を動かすと瘤が出た。瘤をつかもうとすると、瘤が逃げた。いろいろな神様を拝む人に見てもらい、ついには取り除くことができたが、その人はまもなく死んでしまった。
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キツネ 1940年 滋賀県 男が山へ栗拾いに行った。ところが、狐の穴の周辺に落ちている栗を拾ったことで狐に憑かれてしまった。そこで、餅と鰊などを持っていって狐に詫びたところ、治ったとという。
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キツネ 1985年 和歌山県 狐に憑かれた人がいたので、その人を部屋に閉じ込めておいて玉置山のお稲荷に参り、もらってきた御幣をもたせて治した。ある人が具合が悪くなって寝ていた。その家の人が側で寝ていたら、白い狐のようなものがいたので石をぶつけて殺したら、病んで寝ていた本人が、石をぶつけられて殺されてしまったと言ったことがあるという。
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キツネ 1972年 千葉県 明治時代の話。長い間病みつく人がいると、狐につかれたといって、イチゴ(またはエチゴ)と呼ばれる老女に祈祷してもらっていた。
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キツネ 1961年 島根県 人に憑く狐は普通の狐とは違う。狐を憑けるには丑の刻参りをする。憑かれると病気になり、その人の口を通じて狐が「○○から来た」と語る。この狐を落とすには小豆飯や油揚げを食べさせたりするか、病人を打ったり叩いたりする。
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キツネ 1939年 秋田県 ある男が祭りを見に行った帰り夜も遅く、大平山の社のあたりで寒気を催し、目に見えない何者か大きな物に掴まれるような心地がした。次の日は稲荷の祭りの後片付けから戻る時に、気分が荒く募り、3日ばかり狂い続けて鎮まらなかった。それから半月、油揚げを欲しがり、飯も多く食べ、後に癒えた。大平山の社にノレキが住んでおり、それが狐を憑けたそうだ。狐憑きはノレキに頼んで離してもらうよりほかない。
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(ゾクシン),キツネ 1935年 山口県 狐が人に憑く。狐に憑かれて手足の指を食われ、死んだ人がいる。狐を祠に祀って治めようとしたが、間に合わなかった。
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キツネ 1983年 千葉県 夜遅くに魚をもって帰っていると、その匂いで狐が来てその人を化かし、その魚を食べてしまう。
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キツネ 1972年 千葉県 ある男が狐に化かされて、山の中をとんでもないところまで歩かされた。
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キツネツキ 1922年 兵庫県 狐がついた事例は明治20年ごろにあった。3、40歳の男が狐につままれて家出したのを、村人が捜索した。その人は木陰に蹲っていたが、目はつり上がり、手足も縮まって狐の形に似ていた。家に帰ってからはいわゆる狐憑きになって、油揚げや豆腐ならばいくらでも食べた。その人の父が狐を攻めて、出ねば捻り殺すというと狐は瘤の形になり手先に進んで行った。指先に追い詰められ、男は「出る出る」と連呼しながら倒れ、手の瘤は消えていた。その後3日寝つづけて、1ヶ月はぼんやりしていたという。
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キツネ 1972年 千葉県 ロウソクと油揚げを持って行商に行ったら、狐に化かされて田の畔を歩かされ、全部食べられてしまった。売ったつもりで貰ったお金も木の葉だった。
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キツネ 1983年 千葉県 夜遅くに魚をもって帰っていると、その匂いで狐が来てその人を化かし、家へ帰る道がわからないで同じところをぐるぐる廻っていた。
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キツネ 1982年 宮城県 ある人が酒を飲んで魚を買っての帰り、狐に足を掛けられて転び、魚を取られた。
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キツネ 1967年 石川県 狐の足を鎌で切ってたたられて、狐憑きになった人がいる。
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キツネ 1971年 岐阜県 昔は集落に1軒か2軒、狐を飼っている家があった。目には見えないが狐に憑かれると病気になる。
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