キツネ 1980年 秋田県 夜、母と田の水引きに行ったら、向こうから提燈をつけた大きな男が来た。通り過ぎてみたら、誰もいなかった。狐の仕業。
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キツネ 1980年 秋田県 畑に行って友達と夜道を帰る途中、明かりが見えたので手っきり家だと思ったら、とんでもない山奥まで歩かされていた。狐の仕業。
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キツネ 1980年 秋田県 話者が12歳のとき、4人一緒に歩いていたら、突然一人いなくなって、帰ってこなかった。狐の仕業。
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キツネ 1979年 岐阜県 竹薮を行くと「こっち行かんか」と話しかけられた。そちらに向かったら、竹薮中を歩き回らされた。狐の仕業。
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キツネ 1980年 秋田県 山仕事に行った人が、昼間なのに急に暗くなって星が出たので帰ることにしたら、途中で田んぼの中を歩かされていた。狐の仕業。
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キツネ 1980年 秋田県 ある男が山に行って帰ったこなかったので探したら、「いい姉様に連れられて歩いているうちに迷ってしまった」と言った。狐の仕業。
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キツネ 1989年 群馬県 町に行って夜の山道を帰ると、道を「あー深い、あー深い」などと歩かされたり、野だめにはめられたりする。狐の仕業。
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キツネ 1979年 岐阜県 ある人が山から帰らず、迎えに行くと座っていた。連れがいたから山にいたのだと答えた。狐の仕業。
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キツネ 1973年 岩手県 橋を渡ろうとしてもどうしてもだめで考え込んでいた。通りがかりの知人に声をかけられて、やっと気がついた。狐の仕業。
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キツネ 1972年 千葉県 ある人が年貢米を納めての帰り、空馬車を引いて行ったり来たりしていた。話しかけると、俺は何処に行ったらいいのかと聞いてきた。狐の仕業。
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タヌキ 1987年 岐阜県 夜中お爺さんを誰かが起こしに来る。外に出てみると誰もいない。狸の仕業だった。
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キツネ 1985年 新潟県 夜中に酒を飲んで帰る途中、きれいな舗装された道があったので歩いていき、気づいたら山の中で寝ていた。狐の仕業。
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キツネ 1975年 福島県 ある男が雨の夜にきれいな女に出くわして後をついていったら、とんでもないところに出てしまい、一晩中歩かされた。狐の仕業。狐はタバコとマッチが嫌いなので、こういうときにはタバコを吸うといい。
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キツネ 1982年 宮城県 ある人が馬車に乗っていたら向かいから馬車が来たので避けようとして道の脇に避けたつもりが、引き返してしまっていた。狐の仕業。
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タヌキ 1971年 高知県 山に向かって歩く狸を始めて見た。後ろから呼びかける者がいたが、誰かと聞いても返事をしない。一人で歩いていると、マントを着て前を歩く大きな人がいた。いくら歩いても追いつかなかったが、急に姿が見えなくなった。すべて狸の仕業だろう。
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キツネ 1977年 青森県 夜道を一人で行くとき、ホイホイと呼ぶ声やホフゲーホフゲーという赤子の泣き声、コッチャコーと招く声がすることがあるが、振り返ると道に迷わされる。狐の仕業。
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キツネ 1984年 山梨県 結婚式の帰りの夜道をご馳走を持って歩いていたら、狐に「こっちだこっちだ」と声をかけられて連れ回され、おみやげを取られた。
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キツネ 1978年 山梨県 夜の11時頃に松林を通ったら、手拭をかぶった若いおばさんがついて来た。一緒に行こうと声をかけても返事がない。近くの家に入ったら女は見えなくなり、駐在所のところで消えてしまった。狐の仕業。
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キツネ 1989年 群馬県 普通の道を「おー深い、おー深い」と言いながら歩いていた。狐の仕業。
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キツネ 1982年 宮城県 1930年頃のこと。草刈りに行った男がなかなか帰らないので探しに行くと、峠で座り込んでいた。正気に戻ってからきくと「美しい宮殿にいた」と言った。狐の仕業。
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