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怪異・妖怪伝承データベース
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検索対象事例

ショウネンダマ,カワリダマ
1952年 兵庫県
35,6年前、出先で亡くなった叔母を戸板に乗せて神田町神納の自宅まで運んでいる途中、日が暮れてから青白い細い尾を引いたものが自宅までついてきた。

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ヒノタマ
1946年
伯母が辺鄙な村に住んでいたころ、ある夏の宵の中のことである。庭で行水していた伯父が呼ぶので行ってみると、立木の幹のところに青い尾を引いた青い火の玉がふらりふらりと上がったり下がったりしていた。翌日、付き合いのあった家の人が亡くなったことを知った。
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ヒカリ
1968年 栃木県
数年前のある夜、老人が歩いていたら、烏権現様の下あたりから、青い光り玉に付き纏われた。大声を出しても急いでも振り切りことが出来ず、通りがかりの家を起こして救いを求め、そこからは送られて帰宅した。
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ショウネンダマ
1952年 兵庫県
47年前の6月25日か26日の夕方、表で「ショウネンダマだ」と叫んでいるのが聞こえた。見に行くともうなくなっていた。青白い尾を引いたものが埋め墓の方に飛んでいったという。そんなものあるはずがないと言っていた祖父が7月3日に卒中で死んだ。
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カミサン
1980年 広島県
昔、千本平という山の松を寺に寄付するために切っていたところ、木挽きが松の木の枝に御神体を見つけた。「このカミさんをください」と地主に願い出て承諾をもらい、抱えて家に帰ろうとしたが、急に足が重くなって歩けなくなった。仕方ないので引き返すと、急に足が軽くなった。カミさんが元の場所に帰りたがっているのだろうと考えて、事情を話して地主に返したという。
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タマシイ
1997年 奈良県
夏の暑い日、奥の座敷にいた祖母が家族を呼んだ。祖母が言うには、火の玉が飛んでいるのだという。けれども家族の者は誰も見ることができなかった。翌日、祖母の母親が死んだと言う知らせが来た。その火の玉は薄青い色で丸くて、ずううっと尾を引いて飛んでいたという。
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ユウレイ
1971年 鹿児島県
昭和6年ごろ、幽霊が生前仲の良かった人のところに現われて、その人の家に預けられていた自分の柳行李を指差した。郷里に送ると、それっきり幽霊は出なくなった。
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アカイマルイモノ
1966年 群馬県
母が少女時代に見たことだが、文華女学校の帰りに畑中の道を帰ってくると、道のすぐそばにある墓の桑の頂上に赤い丸いものがとまっていた。しばらくすると木を離れ、どこともなく飛んでいったそうだ。
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キツネ
1987年 岐阜県
話者の祖父が夜、油を買って帰る途中で、狐が化かして取ろうとして家に帰る道をわからなくしたが、盗めなくて諦めた。祖父は近くの家の人に送ってもらって帰ってきた。
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ヒトダマ
1989年 岐阜県
大正末年、夜道を歩いていて人魂を見た。テニスボールくらいの大きさで、ローソクの焔のようにぼぅーっとしたものが20センチほどの尾をなびかせてふわふわ漂っていた。温かみのある、くちなし色をしていた。翌日その家の人が亡くなった。
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キツネ
1984年 山梨県
あるお婆さんが家に帰ろうとして、同じ道を右往左往していた。お爺さんが見つけて連れ帰った。狐の仕業。
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キツネ
1988年 茨城県
話者の祖父がカツオを馬に積んでの帰り道、きれいな女の人に乗せてくれと頼まれた。これは狐だと思い、ぐるぐる巻きにして家まで連れ帰った。狐が正体を現したので逃がしてやったら、後でお礼に来た。その後、祖父が仕事で災難に遭ったとき、命が助かり、代わりに狐が死んでいた。
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ヤナギゴウリヲユビサスユウレイ
1970年 鹿児島県
昭和6年ごろ、幽霊が生前仲の良かった人のところに現われて、その人の家に預けられていた自分の柳行李を指差して「柳行李を頼みます」といった。郷里に送ると、それっきり幽霊は出なくなった。
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オクリオオカミ,オオカミサマ
1971年 埼玉県
昔、音五郎という者が峠への道の途中、前日に埋葬したと思われる白装束の死体を狼が引っ張り上げているのを見た。音五郎は手伝って押し上げてやり、再び峠道を登り始めると狼がずっとあとをつけてきた。家の近くまで辿り着いたので音五郎が狼(オオカミサマ)に送ってくれたお礼を言うと、狼はうなずいて引き返した。
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シロイトリ
1982年 新潟県
家の親父がなくなってから鳩くらいの鳥がハリに止まっていた。戸をあけても出て行かなかったが、7日いてようやく出て行った。四十九日が過ぎて新発田の巫女どんへ仏のミチアケにいくと、死んでも家から離れがたく、家のハリにとまっていたといった。
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ライメイ,クロクモ
1930年 北海道
約60年前、非常に邪見な性質の老母が死んだとき、空が俄に掻き曇り、雷鳴がとどろき、雷閃き雨は車軸を流すかのようにふった。と、突然黒雲が棺を宙天に持ち去り、行方不明になってしまった。
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ヒカリダマ
1963年 秋田県
夜山道を歩いていると赤い玉が光りながら飛んできたので、笠で地べたに伏せて押さえつけておいた。翌朝来て見ると赤い土の塊になっていて、その同じ日に人が死んでいた。
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タヌキ
1986年 愛媛県
30年位前の話、神納のシモにすんでいたおばあさんが山の中の岩の下でバラのとげで身体を傷つけられて亡くなっていた。これはたぬきに何日も山の中を引っぱられて亡くなったのではないかといわれている。
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キツネ
1983年 東京都
油揚げを背負って歩いていると、目に見えない何かがあとになり先になりする。あまりにこわいので途中の家に泊まって、迎えの2人と合流し、それでやっと安心して帰ってきた。キツネらしい。
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(リンシタイケン)
1964年 福島県
話者の祖父が三十三歳の時に死にかけた時の話。おとぎの国のような赤や青の光のするきれいなところを歩いていた。途中何度も名前を呼ばれたので、あちこち隠れながら三途の川を渡った。川幅は広いが浅かった。その向うの死出の山も丘みたいなものだった。向うは一面の平野で花畑、その向こうにすばらしい鉄の門と御殿があって、赤鬼と青鬼が立っていた。通してくれと頼んだら、「お前はここに来るのは早すぎる、帰れ帰れ」と怒られ、金棒を振り下ろされた、と思ったら息を吹き返した。
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レイ
1985年 愛媛県
ある秋の夜国道56号線を走っていると、道端に犬を連れた娘が立っていた。「一緒に乗せてください」と言うので乗せて、「よろしいです」という所で降ろした。後をつけると灯の点った一軒家に玄関を開けずに入って行った。その家では嫁に行った娘が亡くなったという知らせを受けた所であった。
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