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怪異・妖怪伝承データベース
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検索対象事例

タヌキ
1970年 神奈川県
昔、ごみ捨て場に狐や狸が餌を探しに山から下りてきた。夜にトントンと戸を叩く音がするが、出て行くと誰もいない。狸は人を驚かすのが好きなので、尾で戸をたたくそうだ。

類似事例(機械学習検索)

タヌキ
1992年 奈良県
夜になると、名前を呼んで戸を叩く音がする。けれども戸を開けてみると誰もいない。いっぺん脅かしてやれと思い、戸の所で待っていて、戸を叩いた時にパッと戸を開けたら狸がいた。狸は前足で戸を叩くのではなく、逆立ちして後ろ足で叩いていたという。
類似事例

タヌキ
1992年 奈良県
昔、小さい家に若い男が1人で住んでいた。そこに、毎晩、名前を呼んで訪ねて来る人がいた。けれども戸を開けると誰もいない。ある時戸の隙間から見たら、狸が後ろ足で戸を叩いていた。そこで「こらっ」と言って開けたら逃げた。それからは来なくなった。
類似事例

タヌキ
1979年 岐阜県
昔、二人のおばあさんが山の奥へ入っていくと、「トントン」と木を切る音がする。狸が木を切っているのではないかと思い、呼んだが返事がない。行ってみると動物が逃げる足音だけが残っていた。
類似事例

タヌキ,キツネ,オト
1980年 静岡県
小諸山の山奥には、たくさんの狸と狐が住んでいて人を化かす。ある日もや拾いに行ったおばあさんが太鼓のような音を聞く。そばに行っても何もおらず気づくと聞こえなくなっていた。これは狸の仕業。
類似事例

キツネ
1998年 奈良県
昔、寺の裏に竹薮があり、そこに狐が棲んでいた。その狐が、夜になると人間のように鐘を叩き、お勤めをしたという。
類似事例

タヌキ
1959年 愛媛県 高知県
遠くの山に火が見えることがある。これは狸の仕業で、実はすぐ目の前で狸が悪戯をしているのである。また、狸は夜半に来て小屋の戸を叩いたりもする。
類似事例

タヌキ
1998年 奈良県
夜の十時ごろ、門口と障子を開けて人が帰って来る音がする。けれども、誰も入ってこない。そんな時は「また狸が騙している」と言った。狸は門口を開け、オシッコをする音を立てるという。
類似事例

タヌキ
1935年 愛知県
狸を捕りに行ったら日が暮れたので山小屋に泊まった。すると太鼓の音と豆売の唄の節が聞こえてきた。そのまま寝てしまい、翌朝小屋から出ると、一面に狸の足跡があった。太鼓の音は狸の仕業と知って大笑いした。
類似事例

タヌキ
1991年 香川県
夜大きな石が山頂から転げ落ちる音がしたり、早朝に稲刈りの音がするが、出かけてみても何も起きておらず、狸の仕業だと言われる。砂ほり狸は自分の小便を隠すため、前かきに砂をばらばらとかけるという。
類似事例

タヌキ
1981年 香川県
山を夜中に通ると、コーンコーンと音がして、やがてドドドーッと木が倒れる音がする。しかし見に行くとなにもなく、狸の仕業だという。
類似事例

タヌキ
1987年 徳島県
山に狸がたくさんいて人間をだます。夜中にゴォーシゴシゴシと木を切るのこぎりの音をさせる。狸は自ら木の上に登り、草の中へ飛んでバサーッと木が倒れた音をさせる。
類似事例

タヌキ
1929年 愛知県
山の上から鉈箱を鳴らして降りてくるものがいる。村のものかと思ったが、姿を見せないので声を掛けたり石を投げたりすると、山の上のほうへ行く。足元でも音が聞こえたので、初めて狸にだまされたことを知ったそうだ。
類似事例

タヌキ
1965年 高知県
狸に驚かされる話は多い。ながん谷という所を通ったとき、すぐ後ろで岩の落ちるものすごい音がしたので振り返ると、なにもなかった。狸が飛び降りて驚かしたのである。
類似事例

タヌキ
1992年 奈良県
夜中、お寺に「こんばんは、こんばんは」と言って戸を叩く者がいた。けれども戸を開けると誰もいない。寝間に戻ると、また戸を叩く音がした。このようにして狸に騙されることがしばしばあったという。
類似事例

タヌキ
1981年 和歌山県
話者の祖父が材木を山から降ろすときに狸の巣を壊したら、夜に炭焼きをしているときにドンドロドンドロドスンと材木を運ぶ音を出させた。狸は人糞を好むというのでそれを餌に罠を掛けていたら、狸の爪と皮がついていた。その夜も材木の音がした。
類似事例

タヌキ
1977年 和歌山県
狸は一言呼んでも、決して返事をしない。狸は木を叩くが、今はここ次はあそこという具合に、あちこちの木を叩いて人を騙す。キノコ採りに行って、山へ引っ張り込まれた人がいたという。
類似事例

キツネ
1979年 岐阜県
玄関の戸を叩く音がしたので開けたら誰もおらず、狐が他の畦を跳んで逃げて行くのが見えた。
類似事例

キツネ
1955年 静岡県
ある人が夜、小屋にいると火振りで鮎を捕る音がする。河原に行っても誰もいない。いったりきたりしていたら屋根の上に狐がいて、音を出していた。それでその狐を捕えた。
類似事例

タヌキ
1980年 和歌山県
昔から狸は歌をうたうと言われている。昔はよく一本松のところに狸が出たという。狸はひねてきたらよく木に登る。
類似事例

タヌキ
1940年 京都府
深夜、松林の中から木を切る音が聞えるので不審に思っていると、風もないのに何かが上からパラパラと降ってきた。これを人に話すと、古い悪戯な狸の仕業だろうということになった。
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