国際日本文化研究センター トップページ
怪異・妖怪伝承データベース
データベース検索ページ 更新情報 お知らせ 怪異・妖怪とは データベース検索 異界の杜 製作者
データベース検索ページ

検索対象事例

マムシ
1998年 愛知県
東大高にはマムシがたくさんいた。ところが、現在の合併道路から東側にはマムシが出なかった。知里付神社の森は竹やぶになっていて、松茸を採りに入っていっても平気だった。知里付神社に合祀されている天神さんがマムシ嫌いで寄せ付けないためだといわれている。

類似事例(機械学習検索)

アマゴイノメン
1999年 愛知県
旱魃が多い東大高では、毎年のように雨乞いが行われた。東大高には通常の雨ごいには用いない雨乞いの面というのがある。ある旱魃の年、知里付神社の宮司が浦之嶋の沖に運び出し、伊勢神宮を遥拝し、祈祷をささげて箱の蓋を払うと、海のかなたから雨雲が浮かんで大雨が降ったという。
類似事例

ダイジャ
1975年 埼玉県
昔、高坂(現東松山市)に大蛇がいて住民を苦しめたことがあった。退治しようとすると大蛇はこの地まで逃げてきて大いに暴れ回ったが、不思議なことに麦の団子を食べた村人だけにはその災いが少しも降りかかることはなかった。
類似事例

ミョウケンサマ
1968年 愛媛県
妙見様は元は二神で一番高い山の上に祭られていたが、沖の船を転覆させるので、沖が見えない少し下の谷間に移動して、庄屋の二神氏のまつり神と合祀した。霊験あらたかだが、女人禁制である。妙見様は犬とキジが大嫌いなので、二神には今でもそれがいないという。
類似事例

テング
1973年 富山県
カモの網場には時々カモに化けて天狗が来た。松の木の上で三味線を弾いたり、歌をうたって猟の邪魔をしたり、朝になると友だちのように呼んだ。オミキを供えるとこのようなことは起こらなくなった。
類似事例

テングミサキ
1983年 岡山県
近在に聞こえた旧家の主人が、ある日、近くの天狗松で羽を休めている大鷲を撃ったところ、手ごたえはあったのに、大鷲は飛び去ってしまった。この主人はその夜から高熱を出した為、拝んでもらったところ、その大鷲は天狗ミサキであったことが分かった。結局、この主人は発狂して死亡してしまい、家は途絶えた。
類似事例

ウナグソ,ダイジャ
1936年 兵庫県
ウナグソは煙草が嫌い。山に行くとき味噌を少しでも持っていると巻き付いたり、女が山で寝ると必ず入ってくるという。夢のお告げで、谷の出口の橋に梨の木がありウナグソが出られないので、取り払ってくれたら千軒の町にするとあった。しかし、ウナグソを殺そうとしてウナグソの嫌いな梨の木の杭を打ち込んだので、それ以来人家は増加しない。
類似事例

マモノ
1983年 香川県
マショウノミチにはマモノが出るので怖れて誰も近寄らない。そこでは村の人がマモノが出ぬように地蔵さまを祀ったが、いつの間にか袈裟懸けに割れていたという。
類似事例

ニョニンケッカイ,オオアラレライデン
1983年
叡山は女人結界なので、今でも女は参詣しない。男たちでも、弁当に魚鳥の類を入れている者には何かしら不思議な咎めがある。また柴を刈る者や幼い者も、入れるのは雲母坂までで、女子は片足を踏み入れても大雹や雷電、山鳴が起こることは、今でも同じである。
類似事例

キツネノヨメイリ
1939年 奈良県
毎年旧正月3日に、天のかぐ山の神様へ狐の嫁入があり、天神山から見ると提灯が見えるといわれている。提灯の数が多い時は豊年で、少ない時は不作だといわれている。
類似事例

テング
1956年 茨城県
土嶽には天狗を祀ってあるという。昔は天狗が大きな一本足の高下駄を履き、時々参道を降りてきたと言う。
類似事例

テングモリ
1937年 京都府
昔から天狗森と呼ばれ、天狗が止まる木なので特にきれいにし、決して伐らなかった。10本ほどの古木があった。しかし、官有林となり村が買収して伐っても何も起こらなかった。
類似事例

テング
1949年 群馬県
ミゾロガ池の北にある八幡宮そばに大きな松があり、天狗が住んでいた。時々南雲家へ来て南雲親子と相撲を取っていた。息子とするときはいつも勝っていたが、ある時親と賭け相撲をして負けてしまい、松の木を伐り取られてしまった。
類似事例

テング,ライジンサマ
1976年 栃木県
雷電神社がある天狗山に1人の天狗が住んでいた。その天狗は人々に自分が寝ているところを絶対に見るなと言っていた。ある村人が覗いて見ると、天狗は座敷いっぱいに羽根を広げて寝ていた。寝姿を見られた天狗は、「俺が丈夫なうちはここらに雷やヒョウは降らせない」と言ってどこかにいってしまった。それからというものこの地区には雷やヒョウの害がないと言う。その天狗は雷神様だったという。
類似事例

テング
1940年 福井県
日清戦争終了後に、天狗さんが戦場で働いてくれたのだとして、赤飯と酒を供えてお礼参りをした。神社の鳥居先にある杉には天狗さんが住んでいるとされている。もしこれを切ると、血が出るといわれている。
類似事例

タニシ
1939年 千葉県
薬師様が火事にあったとき、田んぼのタニシが集まって薬師様の体にくっついて焼けるのを防いだという。それ故に、遠山村久米ではタニシに触らず、食べることも忌むという。こうして薬師様がタニシを守っているのだといわれている。
類似事例

テングイワ
1932年 兵庫県
天狗の溜池や天狗松(走松)とともにある。昔は天狗が祟るといってこの上に上らなかった。
類似事例

コウヅル,ツル
1937年 和歌山県
元諏訪明神の社にコウヅル(鶴)が樹上に巣をかけて卵をかえしたが、その卵を食べた人の家運は傾いた。
類似事例

テング
1959年 長野県
高い石段を登ると、小さな祠がある。大きな木を切り倒したとき、その音が北の山々に届いたほどである。社の左に杉と檜の抱き合わせの木があり、これを切った時には、赤い着物の天狗が木の股から現れたという。
類似事例

マジナイシ,ニュウドウ,センニン
2003年 山梨県
里吉銀右衛門という人は、朝早く山田の水見に行く度、大入道や妖怪に逢ったが、全く恐怖を見せなかったといわれる。ある日、仙人に恐ろしいものの有無を聞かれて、マムシしか怖くないと答えたら、マムシの毒消しを託された。その後、山に入ると「新町の銀右衛門」と名乗ったら、マムシに咬みつかれないという。
類似事例

テングマツ
1937年 京都府
桑田神社の附近の松の木は天狗の遊び場所で、その下を人が通るとすぐに抱きかかえて樹上に連れて行ってしまうのが常だった。
類似事例

国際日本文化研究センター データベースの案内