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検索対象事例

キツネノコンコナキ
1951年 青森県
津軽半島一帯では漁期には必ず狐が鳴くとされ、狐が鳴いた方角に網を立てる。また「コンコ鳴き」と言って「コンゴコンゴ」と澄んで鳴けば吉兆で大漁、「グヮンゲグヮンゲ」と濁って鳴けば凶兆だとする。

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キツネノナキゴエ
1951年 石川県
石川県鹿島郡では、家の漁を守る狐がおり、この狐が鳴くと翌朝はかならず漁があるとされる。昨冬に2,3回来たが、その翌朝は鰯が大漁だった。
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キツネ
1956年 宮城県
狐が西のほうで三回鳴けば、必ず豊漁になるという。
類似事例

キツネ
2000年 石川県
狐がコンコン鳴くと吉事があり、カンカン鳴くと逆に凶事がある。
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キツネ
1956年 宮城県
稲荷神社で狐が鳴くと、大漁になるという。
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キツネ
1989年 静岡県
龍宮様の森の中の狐が沖の漁船が明りをつけるころに鳴く。その声が「オエー、オエー」だったときは、次の朝は大漁。
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キツネ,(ゾクシン)
1942年 富山県
狐の鳴き方で「コンコン」「カホカホ」と鳴くと、その附近の家はだんだんと繁昌する。また「カンカン」と鳴くと棺桶を呼ぶのでその附近に死人が出る。
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キツネノタベアト
1951年 青森県
狐が揚げ物につける食べ跡をウゲと呼び、これで漁を占う。魚の盆の窪を1口だけ食べる、小豆飯を1口だけ食べるなどは吉兆で豊漁、食い散らかしていると不漁とする。その他、魚のどこにウゲをつけるかで漁場の良し悪しなどを占う。
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(ゾクシン),キツネ
1938年 福島県
狐がコンコンと啼くのは喜び事があると考え、ゲァゲァと啼くのは凶事があるという。
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(ゾクシン)
1969年 岐阜県
狐が鳴くと不幸がおこるという。
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キツネ
1989年 静岡県
稲荷は狐が死んだところにある。須崎の東の稲荷と西の稲荷とが「ギャーン、ギャーン」と鳴きあうと不漁、「コン、コン」と鳴きあうと大漁。
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ニシン,カネノネ
1929年 北海道
鰊は蝦夷の物産であった。シーズンになると、祈祷に出かけて漁の成功を祈った。特に2月中旬からは、寺の鐘を打ってはならないことになった。もし鐘の響きが海底に伝わると、恐れた鰊が近寄らなくなるからだと言われていた。鯨や狐、蚫などという言葉も、鰊の敵なので、絶対口にしてはならなかった。
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キツネ
1920年 長崎県
狐が鳴声で吉凶を予報する。夜更けに町から帰ると、物かげでグドグドと話声がするが姿が見えない。赤子の泣声、犬の鳴声などのものまねをよくした。誰も居ないはずの座敷や縁先などでも声が聴こえることもあったという。
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フナダマサン
1993年 香川県
フナダマサンはこおろぎのように鳴く。鳴くことをフナダマサンがイサンデルと言う。しけが来ると知らせたり、漁があると知らせたりする。
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シロギツネ
1929年 石川県
白狐の親子がいたが、先年親は亡くなった。狐はある家の漁を守り、来れば赤飯などでもてなす。粗末にすると家人が病気になる。狐が泣くと明朝の網には必ず魚がかかる。
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キツネ
1933年 長野県
狐が青野で鳴くと凶事がある。狐は口が腐っても青野では鳴かないものである。
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キツネ
2000年 石川県
狐がカンカン鳴くと人が死ぬという。また、誰かが死ぬとカーンカーンと杭を打つ音がするともいう。
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サル,ヘビ,ヒク
1956年 宮城県
猿・蛇・引く、などの言葉を忌み、これらの言葉を聞くと不漁になるという。
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キツネ,(ゾクシン)
1933年 広島県
沼隈郡・神石郡・比婆郡では、狐が鳴くのは人死にや火事など凶事の起こる知らせ。
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ニワトリ,ウグイス,スズメナド(トリニカンスルゾクシン)
1956年 宮城県
鶏が真夜中に鳴くと火事か凶事がある。鶯の声を左の耳で聞くとよい事がある。鶯の初音を右の耳で聞くとその年の収入が多く、その反対(左の耳で聞くことか?)は出費が多い。雀が室内に入ると不幸不吉といわれる。鳥が戌亥の方向で鳴くと不吉、など。
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(ゾクシン)
1985年 福島県
動物が知らせる予兆。烏がなんとなく恐ろしいように鳴くと誰かが死ぬといい、それは鳴いている烏の尾の方角であるという。クモが朝早くさがればお客が来たりいいことがある、など。
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