ヒノタマ 1960年 静岡県 うす曇で風が弱い日に、火の玉が病院の上あたりを飛んでいるのを見た。青緑色で真っ直ぐ飛び、田の中に落ちてしまった。落ちたあたりを見に行ったが、なんともなっていなかった。
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ヒノタマ 1960年 静岡県 曇りで風が弱い日、家の裏山を火の玉がとんでいるのをみた。途中で消えてしまったが、木の葉がゆれるような音がした。
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ヒノタマ 1960年 静岡県 小塚谷のお寺の庭から火の玉が飛んできて、目の前1m位のところを通った。10cmくらいの大きさで、電球のように薄明るくて丸かった。色は赤と黄で、目がチラッとして変になった。このとき、電気にかかったような気がした。
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ヒノタマ 1977年 秋田県 天気のいい晩、魚釣りをしていたら、ゴーという音とともに火の玉が川の上を飛んでいった。
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ヒノタマ 1960年 静岡県 火の玉を見た。はじめはチカチカと1分くらい光っていたが、橙色の光が強くなり、2、3秒ほどの間、まっすぐ降りてきた。降下は途中で止まり、2、3秒ほど横に20mほど飛び、再び地上に向かって降りてきた。再び降りてくる頃からボーッと段々消えていった。
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ヒノタマ 1959年 長野県 寺で自炊生活をしていたときに、裏の崖から10mほどの滝が流れていた。便所から出ると、その滝の上を赤いものがすーっと通っていった。これが火の玉であろうという。
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ヒジャマ,ケンムンチョウチンビ,ヒトダマ,ヒノタマ 1977年 鹿児島県 大正10年頃の秋の晴れた月の宵に、ソフトボールの倍程の赤黄色の火の玉が飛んだ。旧8月の節句の前後であった。山に落ちる直前に2、3粒の焔を散らしたが火事にはならなかった。満月の光よりも明るかったという。
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ヒノタマ 1986年 愛媛県 夜の10時ころに火の玉が山のほうに飛ぶのを見たことがあるという。
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ヒノタマ 1999年 宮崎県 話者が中学3年生のころのこと。火の玉を見た。オレンジ色で長い尾を引いて飛んでいた。地上3m辺りのところを飛んでいった。
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ヒノタマ,ムジナダマ 1981年 茨城県 竹薮から大きな火の玉が飛んで来た。急に周囲が明るくなり、火の玉は赤黄色でその周りは青みがかっていた。波打って飛び、上に行くと光は広がった。近くの人はむじな玉だと言う。
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ヒノタマ 1938年 母が幼少の頃の話である。近所のお婆さんが帰り道、火の玉にあった。手で叩き落したら消えたが、手は非常に生臭かったと言う。
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ブラ,ヒノタマ 1962年 千葉県 夜、田に行くと、地面から3、4間のところを、赤い火の玉がふらふら浮かんでいるのをよく見るという。
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アオビ,アカイタマ 1937年 秋田県 人が死んだ家の屋根から夜になると気味悪く青火が燃えた。今から30年ほど前に、一握りの赤い玉が向こうから飛んできて、耳の傍らをシューと飛んでいったのを見た人がいる。
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ヒノタマ 1946年 伯母が辺鄙な村に住んでいたころ、ある夏の宵の中のことである。庭で行水していた伯父が呼ぶので行ってみると、立木の幹のところに青い尾を引いた青い火の玉がふらりふらりと上がったり下がったりしていた。翌日、付き合いのあった家の人が亡くなったことを知った。
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ヒダマ 1929年 宮崎県 尾鈴山に登った帰り、雨に降られてずぶ濡れになっていたら、1尺余りの真赤な火の玉が4~5丁離れたところに浮かんでいた。
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ヒノタマ 1999年 宮崎県 直径約30cmの丸い火の玉が、青白く尾を引きながら飛んでいたのを見た友人がいる。地上3mほどのところを飛んでいた。
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ヒノタマ 1938年 少年時代に火の玉を見た。夏の夕方、「火の玉が高い木の枝にぶら下がっている」と父母が教えてくれた。見に出ると、木から離れ長い尾を引いて飛んでいた。
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チュウコ 1960年 岡山県 午前4時頃、チュウコ(火の玉)が飛ぶのを見た。青色で小提灯ほどの大きさで、2つが3つ、さらに4つになったかと思うとまた1つになったりした。地上から3、4尺の高さでふわふわ漂っていた。ある者はチョウコがぶつかりそうになり、雨傘を広げると飛び去った。
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タマセ 1981年 茨城県 青白い火の玉が、近所の欅の木の辺りに落ちた。家の人は、タマセ(魂)だろうと言っていた。
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カワテング 1933年 神奈川県 小雨のそぼ降る晩、鮎漁をしていたら、青色の火の玉が現れた。火の玉は2、3回廻って消えてしまった。こんなのを川天狗と言うのだろう。
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