ロウソク 1939年 新潟県 蝋燭の燃え残りを継がないで新しい蝋燭を立てると、その家の人が死ぬという。
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(ゾクシン),シシャ 1933年 沖縄県 四十九日即ち七七日の間は、絶えず線香を上げてないといけない。死者はその煙によって天上に昇る。
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ボウレイ 1978年 広島県 8月16日は仏送りといって門口で麻殻をたたく。この時亡霊はその煙に乗って帰る。
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レイ 1983年 山梨県 盆には、墓で上げた線香から提灯に入れた火や、仏壇のろうそくから提灯に移した火の移動によって霊が移動する。
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(ゾクシン),レイ 1998年 静岡県 墓から帰るときに、最後にしっかり線香をあげないと霊がついて来る。
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レイ 1984年 山梨県 8月15日には仏壇のろうそくの火を提燈に移して墓へもって行き、線香を上げて火を移す。その火の移動によって、霊が移動する。
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ブツダン,ロウソク,シニン,(ゾクシン) 1915年 山形県 仏壇の蠟燭に継蠟燭をすると死人が出るという。
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ブツダン,ツギロウソク,(ゾクシン) 1915年 山形県 仏壇の蝋燭に継蝋燭をすると死人が出る。
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イコウ,シャリ,(ヒカリヲハナツネンジュ) 1974年 神奈川県 鎌倉の光明寺に住む檀通和尚が死んだ時、火葬の場では異香がただよい、遺骨はみな舎利になった。また50粒ほどの念珠は光を放ったという。
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テウゼンコ 1940年 香川県 道が暗いと死者が行かないので、出棺前にあらかじめ自宅から墓地までの道に、女竹を切ったものに大根の輪切りをさしてその上に一把の線香を薫じておく。
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ホトケサマノアシアト 1971年 福島県 迎え火と送り火をたく。焚いた後の灰に「足跡がついた」といって仏様が帰ったといった。
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アシアト 1975年 岡山県 仏壇の横に小さな膳を置き灰をならしておくと死霊が来た時に足跡をつけるという。その足跡を雀の足跡や人間の足跡だという。また雀の足跡は良いが、猫の足跡は悪いと言う。
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タマシイ 1933年 鹿児島県 葬式から6日までの夕方は墓前で盛んに火を焚く。その煙に乗って死者の魂が空へ昇る。
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ヤネ 1956年 宮城県 死後四十九日間(一年というところもあるという)は死者の霊魂がその家の屋根の峯にいるといって、屋根の葺き替えは忌まれたが、死者の霊魂は家の周りをさまよっていると考えられた。四十九日間灯される祭壇の火は冥土へ旅立つ明かりと解釈され、線香の煙を伝って極楽に行くといわれている。
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(ゾクシン) 2004年 香川県 亡骸に涙がかかると、仏さんが迷ってあの世に行けないという。
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シラセ(ゾクシン) 1985年 和歌山県 仏壇にあげたローソクの火の炎が激しく揺れ動く時には、親戚に死人が出た知らせであるという。新しく仏ができると、仏壇の中のホトケさんが喜んでローソクの炎を揺らすからだという。
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ヒノタマ 1981年 和歌山県 人が死ぬ前に火の玉が飛ぶ。それが魂が抜けるという。一週間前に抜けるとか、寺の方に飛ぶとかいう。
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ミヤゲダンゴ,ホトケ 1964年 福島県 春の彼岸の最終日には、みやげだんごといって、そばだんごを供える風習がある。もっとも新しい仏があの世にみやげにもっていくものなので、急いでつくるものではないという。
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コウリンサマ 1956年 宮城県 「火鈴さま」の巡拝をする僧に道であうことは禁じられ、家々では灯を消し、通過を送迎。僧の目に、今年死ぬ者や火難にあう家がうつるといわれているが、他言無用である。雄島は死者の霊が寄り付く場所とされ、そこでの読経中に今年の死者が袖にすがりつくこともある。
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(ゾクシン) 1982年 新潟県 葬式後のミヨメには、仏が三途の川を渡る日として、足元を明るくするために、近親者が1晩中灯明を絶やさなかった。
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