ヤクシサマ 1990年 長野県 下金井のお薬師様は女性だといわれ、子供の神様であり、子供がどんなにいたずらしても罰が当たらないという。但し、大人がいたずらすると罰が当たった。いたずらをして泥だらけになって薬師様と遊んでいる子を叱った大人が病気になったという。
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(ゾクシン) 1977年 福島県 お薬師様は腹の神であるという。お祭り日は旧8月8日・9日で、二歳の子供は必ずお参りをさせて、階段の苔をなめさせると腹を病まないという。
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カミサマ 1985年 新潟県 子どもが集落の宮様の神様を引っ張り出して雪の上で遊んでいるので叱ったが、神様は「子どもと遊ぶのが楽しい」と言った。
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チチモチジゾウ,タタリ 1985年 福岡県 ある時、川で子供が乳持地蔵を洗っていた。これを見た男がこの子供を叱ったところ、男は地蔵に祟られた。座頭さんにおうかがいをたてると、地蔵さんが子供と遊んでいるのを邪魔したせいだと言われた。
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ガワッパ 1985年 熊本県 種山の河童膏薬は便所に現れた河童の腕を切り落とした老人が腕と引き換えに教わったもの。そのとき同時に川岸に石塔を建て、それが腐るまで子供を川に引かないと約束させた。
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ジゾウノレイゲン 1952年 山形県 昔、土地の子供が地藏さんを土手から転がしたりして遊んでいた。それを村人が見て叱り、地藏さんをお堂に納めたところ、腹痛に見舞われた。地藏さんが「子供と遊んでいたのに残念だ」と思っての病気だった。それで毎年地蔵まわしを行うようになった。
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オヤクシサン,オンセン 1936年 鳥取県 長者の娘が病気になった。菖蒲にあるお薬師さんに平癒を祈ると、お薬師さんが娘の枕神に立ち、帰って柳の木の下を掘ると湯が出るのでそれを使えと告げた。その通りにすると、金色のお薬師さんの像が出てきて、熱い湯がわき出した。
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ジゾウサマ 1975年 福島県 子どもが田原井の地蔵様を持ってきて、縄を掛けて田の中を引き回して遊んでいたので通りがかりの人が注意したところ、その人は病気になって死んでしまった。地蔵様は子どもが好き。
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カミサマ 1943年 静岡県 明治30年頃、子ども達が神社の御神体の藁人形を持ち出して遊んでいた。通りすがった人が子供らを叱って御神体を元通りにしたところ神様と仲良く遊んでいた子どもを叱ったので、神様の怒りに触れ、2,3日たって病気になり熱にうかされた。
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カッパ 1977年 福島県 源八沼には河童がいて子供を引き込んだり、馬をさらったり、雨夜に女に化けて通行人を呼び止めたりした。常在院の源翁禅師に説教されて、河童のいたずらはなくなった。
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ガラッパ 1982年 鹿児島県 昔、夏の暑い日、寺の小僧が川へ泳ぎに行った。ところが河童に尻を抜かれて殺された。それを知った住職は怒って川の水を干した。河童の代表が謝りに来て、尻をとった河童を引き裂いて見せた。
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サジカミミョウジン 1983年 東京都 子供たちが明神様の御神体を水に浮かべて遊んでいたのを、部落のおじさんが取り上げた。すると、2,3日後に熱病の病人が多数出た。水浴びしたかった明神様を取り上げてしまったのでこうなったという。御神体に水浴びさせると治った。
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カッパ 1993年 埼玉県 お盆に子供が川へ遊びに行ったら、小さい子がいたので相撲を取って遊んだ。その子はひとしきり相撲をとると、川に入り水を浴びる。お腹がすいたので、家に帰ってお盆のぼた餅を食べて戻った。また相撲を取って遊ぼうとしたが、仏様に供えたものを食べていたので、その子は嫌がって川に入り、出てこなかった。
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タナカノジゾウ 1922年 岩手県 盛岡北山の田園に田中の地蔵という石の座像があった。この地蔵は子供の遊び相手になり、どうした理由からか、小豆餅を食べたいと言い出した。
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ガラッパ 1982年 鹿児島県 領主の娘が舟遊びの途中で溺れ死んだ。死体が上がった所にその霊を慰めるため観音様を作った。河童の仕業と考えて木像を造り観音様と一緒に安置した。
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カッパ 1955年 鹿児島県 河童が子どもをさらうとして恐れられる場所に突き立つ岩があり、その上で座禅を続ける和尚がいた。ある年の暮れ、和尚の前に7、8歳の男の子が現れて寺の書物を欲しがった。それを河童の化身と和尚が見抜くと、河童は正体を現した。和尚が本を与えると、その礼として河童は水難を逃れる剣を和尚に渡した。
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ジゾウサマ 1955年 静岡県 子どもが夏の暑い日、沼に水泳に行くと地蔵様がすすけていた。何人がかりでも動かないので、地蔵様が怒ったといって、僧を呼んで読経させたら動いた。
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テンジンサマ 1995年 愛知県 今井のお宮さんの天神様は子どもが好きで、子どもが岩鼻の淵に御神体を持ち出して川遊びをするのをとがめたりしたら、病や災害が起きたという。あまり子どもたちがいじったので、腕が片方ないという。
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カッパ 1974年 千葉県 上総国である家の子供が友達に誘われ川遊びに行こうとしたので、母親がまじないに仏壇に供えた飯を食べていけと告げたところ、それは嫌だと友達が逃げた。河童が化けていたのである。
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メドチジイ,メドチ,カッパ 2001年 青森県 あるとき、爺さまが水溜りのそばの道を通ると、そこにある大きな柳の木の股に子供が五、六人かたまりになっており、その内の一人が自分はメドチだと言った。この話が広まってから、この爺さまはメドチ爺と呼ばれるようになった。
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