フドウサマ,ヤマイヌ 1949年 静岡県 病気の犬は不動様を祀る村へは入らない。これは不動様が犬を連れており、その犬の綱を握っているからである。病気の犬の危険性のある村では不動様を祀る。
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フドウサン 1983年 茨城県 村に何かあったときに、石で出来た不動さんが汗をかく。何もないときはさっぱりとしている。
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ベンジョガミ,フドウサマ 1983年 岡山県 落合町上市瀬では、便所神を不動様と呼んでいる。
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フドウサン 1993年 香川県 伊予山参りに行き、お滝の水を浴びていたとき、7つか8つくらいのお不動さんが出てきた。そのお不動さんに口が耳まで裂けた痩せているお婆さんが連れだっており、口を開いたら中が燃えるようになっていた。
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(ゾクシン) 1980年 岐阜県 不動様は、富山にあるお岩不動を分けたもので、目の悪い人がお願いをすると良くなるという。
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フドウサン 1976年 奈良県 お不動さんを淵に放り込んで洗うと、雨が降ると伝えられている。
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タヌキ 1932年 兵庫県 物部川を2町程上ったところにある切石という所の不動さんの附近には、昔、狸がいたそうで、薪を取りに入った人が、帰りに夜遅くなると、不動の横の柳の木のところから町の入り口まで何かに化けてついて来たということもあった。
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フドウサマ,ヨナヨナヒカルイシ 1983年 茨城県 不動様を祀るようになったのは、この地方が佐竹家にかわって徳川家に治められるようになったとき、佐竹藩に仕えた人々の墓石を川の中に転がして壊してしまったが、その墓石の中に不動様が混じっていたらしく、川の中の墓石に夜な夜な光る石があった。それを丹下の宗助が拾って不動様として祀るようになった。
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イシ,フドウサマ,カンマンバラン 1970年 福島県 河原で2人が昼寝をしていると大きな音を立てて石が落ちてきて、どんと立ったので、「観音様でも祀ろうか」と言っていると、若松から調べに来た人が、北森の滝に不動を祀れといったので祀った。村の人が集まって「カンマンバラン」といって、それを今の滝から1里離れた所に運んだ。「カンマンバラン」は不動様の名前である。
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ジシンサン 2001年 新潟県 六部さんが腹を病んである家で死んだ。その家の者が病気になったので、見てもらったら、地神さんにして祀れば許す、と言った。
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ホトケオロシ,ムジナオトシ,ハッケ 1984年 新潟県 アリマさん、ありがたやさん、ドンドコヤさん、ミタケさん、オンタケさん、お滝さん、「○○町のお不動さん」などといわれている霊媒がいる。このほかに、「ホトケ降ろし」まではしないまでも、「ムジナ落とし」や八卦の能力を持っていると信じられている人がおり、使者に何かを聞きたい時や、病気、よくないことが続くとき、夢見が悪いとき、ムジナなどに憑かれたり、動物の祟りを感じたとき行方不明者や失せ物を探すとき、縁談の相談などにも行く。
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(ゾクシン) 1982年 新潟県 野中・永松・八海山の不動で葬式の真似をすると不動様が激怒して雨を降らす。
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カラカネノヘビ 1956年 東京都 不動様の池には唐金の蛇のとぐろを巻いた姿が祀ってある。
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フドウサマ,ヘビ 1965年 高知県 不動様の滝で雨乞いをしていたら、白い蛇や赤い蛇が出て来て願いを叶えてくれたことがあるという。蛇は不動様の仮の姿だった。
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オクドサン 2002年 香川県 ある家で、主人の体調が良くないのでカマドバライに来たホウザンハンという山伏に見てもらうと、おくどさんを粗末にしていると言われた。その家では二三年前にくどをさわって庭にしていたが、その時に不動さんを祀っている人ではなく宮司さんにお祓いしてもらったのが悪かったという。しかし、宮司さんにお祓いをしてもらっていなければ死んでいただろうという。
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ナミキリフドウ 1976年 大分県 波切不動は、部落が不漁だったときに殿様から食料を借りたが返せなかったときに書いた謝罪文の資料の中に、漁のときに網に不動様が引っかかったと書かれている。
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オオニタノカミガミ 1964年 群馬県 天王さん、妙見さん、山の神さん、薬師さん、軍人神さん、秋葉さん、金毘羅様、石尊様の祭祀について。
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ネコ,キツネツキ 1955年 山形県 お不動様の上の炭焼き小屋で猫を殺して煮て食い、狐憑きになった。
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キツネ 1978年 静岡県 ある人が千頭に行って、サンマを買って帰る途中で夜になってしまった。お不動さんの付近まで来ると眠くなってしまった。寝ている間に魚がとられていたというので、これは狐にだまされたのであろうと言われている。
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(ゾクシン) 1982年 新潟県 不動様を祀る人たちは、鶏を神使として鶏肉と田螺は食べない。
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トビフドウ 1956年 宮城県 弘法大師一刀三礼の作という。昔、堂が焼失したとき、不動はうしろの山の岩窟に飛んで避難したので飛び不動という。そのときの不動の火焔の痕が岩壁にあるといわれ、以後この本尊には光背に火焔をつけないことになった。享保16年(1731)9月7日の大地震に、うしろの山から巨石が落下して堂をつぶしたが、不動を安置した一間だけは根返りした大木がおおいかぶさって倒壊を免れ、村民は奇蹟に驚いたといわれる。
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