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怪異・妖怪伝承データベース
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検索対象事例

オキクノボウレイ
1991年 高知県
お皿を割って、お菊という人が自害した場所がお菊の滝で、その亡霊がでて、「1枚2枚・・・」とよむ。お参りに来た人がとっていて、その時の本当の皿はもうないが、そこにはきれいな昔のお皿がある。

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オキク
1991年 高知県
お菊という女子が10枚あるお皿を1枚割っておしょうさんに叱られて、滝に来て舌を食って死んだ。お菊の滝にはお地蔵様がたっている。明治よりもまだ向こうの昔の話である。
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オキクノユウレイ
1991年 高知県
お菊が庄屋の家へより、大事な宝の皿を割って責められ、滝に身を投げて死んで、幽霊になって出て皿を数えて泣く。それで、そのお菊の滝に祀られている。青年の人たちが「播州皿屋敷」という題で芝居をやったこともある。
類似事例

バンシュウサラヤシキ
1964年 高知県
お菊が飛び渡って自殺したという語り草を由緒とするお菊の滝がある。
類似事例

ユウレイ,サラ
1916年 宮崎県
主人が哀願していた一組の皿のうちの1枚を誤って割ってしまったため、心配のあげく身を投げて死に、今も幽霊が出るという話がある。
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アオイヒノタマ
1989年 長野県
ある家にお玉という女中がいたが、その家の秘宝の皿を割ってしまい、主人に叱られて淵に身を投げて死んだ。それ以来、淵から青い火の玉が2つ現れ、1つはその家に、もう1つは天竜川の川下にゆらりゆらりと飛んでいく。見た人もいる。
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オキク
1991年 神奈川県
番町皿屋敷のお菊は先祖代々の墓に葬られた。土地の人は「お菊の墓地」と呼び、芸者衆がよく参詣したという。
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コゾウノユウレイ
1982年 三重県
小僧が大切な皿を洗っていて割り、その科で殺されたため七月七日に通ると小僧の幽霊がでるコザー(小僧)滝がある。
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ボウレイ,サラヤシキ
1936年 長崎県
奉公先で皿を割ったために湯殿で打ち首になった人の亡霊が毎晩現われて、1つ、2つと皿を数え、10までいくと泣き出してしまう。五島支庁の隣の皿屋敷に出るという。
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サラヤシキ
1919年 高知県
皿を割った女中を主人が折檻したことに耐えられなくなった女中が、瀧に身投げをして死んだ。その亡霊が毎晩皿を数えて泣きながら出てくるので、皿をそろえて女中の墓に供えることにした。
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オナンブチ
1989年 山梨県
オナンという下女がいて、お膳かお椀を壊し、主人に怒られてオナン渕に身を投げて亡くなった。その霊がいるので、「お膳を何人貸してください」という手紙を流すとあくる朝にはその通りお椀とお膳が浮いていた。しかしずるい家があり返さなかったので貸してくれなくなった。その返さなかったお膳というのが光照寺にある。
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オキクサン
1973年 滋賀県
お菊さんという女が身を投げたと伝えられる沼に来て、騒いだり、汚したりすると雨が降るという。
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オキクイナリ
1982年 京都府
お菊は不義のぬれぎぬで井戸に身を投げ、その近くにお菊稲荷がある。
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ジョチュウ,ボウレイ
1982年 島根県
松江藩の家中の女中が皿を割って手討ちになり井戸から皿数えの声が聞こえる。その声が九つまで数えたときある僧が「十」と付けると、亡霊は消えた。
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セリザワノサラヤシキ
1956年 宮城県
昔,芹沢という者が武芸の腕によって禄とこの土地を賜った。それから三代後の当主の時の話。ある正月,同家の女中が主人秘蔵の錦手の皿十枚を箱に納める際,一枚を落とし毀してしまった。しばらく隠していたが遂に露見し,一刀のもとに斬り殺された。その後毎夜のように同家の水屋に女中が現れ,「一枚,二枚,三枚・・・九枚・・・おお・・・」と恨めしげに訴える。主人は自らの仕打を悔い,女中の霊を慰めるために石地蔵を刻み,自分の山の頂に建てた。また不吉の刀を地中に埋め,小祠を建てて祀ってやった。以後女中の声も聞こえなくなったという。今でもこの山を地蔵山と呼ぶ。なお旧芹沢家には別人が住んでいるが,その後は何の変事も起こらないという。
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オタキトイウオンナ
1982年 高知県
お滝という女に振られた怨みで、藩士青山鉄五郎は皿紛失の罪を被せる。女は滝に身を投げ皿を数える。播州の巡礼がこの話を聞き、自国のこととしたのが浄瑠璃の「皿屋敷」である。
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ジョチュウ
1982年 宮城県
皿を割って殺された女中が水屋で皿を数えるので、地蔵を祀って供養するが、この地藏の頭には皿が乗っている。
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サラヤシキ
1956年 宮城県
4代藩主綱村公の時代のこと。川内の御城二の丸下から北へ数丁,広瀬川近くに棲む大身侍が,大事にしていた錦手の皿を下婢が割ったことに怒って手打にし,死体を庭の古井戸に投げ込んだ。それからは夜になると古井戸の中から皿を数える声が聞こえ,九枚目までいくとあぁといって泣く。古井戸の中から青い火が燃え上がるのを見た者もある。また井戸のそばの松ノ木の上に大法師が腰を掛けていることもあった。
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ジョチュウ,サラカゾエノコエ
1982年 宮城県
皿屋敷の女中が、家宝の皿を一枚割り井戸に埋められた。以後中から皿数えの声とすすり泣きが聞こえる。
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ジョチュウノレイ
1982年 山形県
叶野岡右衛門の女中竹が家宝の皿を割り井戸に投身。以後井戸から皿数えの声がする。後に竹の墓に皿を埋め皿塚とした。
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ゲジョ
1982年 富山県
ヨウマン長者の下女が家宝の皿を割り、その責めを問われて池に身を投げた。この池をヨウマン池と呼び、池の端で女が皿を数えているのを見ることがある。
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