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怪異・妖怪伝承データベース
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検索対象事例

ナキタマ,ユウコン,ボウコン
1974年 高知県
土佐の国で、流罪になった人のところへ毎夜、都で死んだ妻が現われるようになった。その妻を網で捕らえたところ毛の抜けた古狸になったので殺した。貞観年中のこと。

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タヌキ
1979年 徳島県
狸が芋畑で荒らしたので、捕まえて木に縛り付け、叩き殺した人がいた。するとその嫁に狸が憑いて、気が触れ、縛られていた木に日参するようになった。次の代の人にも、その次の代の男の子にも祟り、棟の上を走り回ったりした。坊さんに拝んでもらったが利き目がなく、結局土地を離れた。
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イジュウ
1977年 静岡県
正徳4年夏、豆州豊川村である人の妻が毎夜何者かに襲われるようになり、ついに殺され顔の皮を剥がれた。15日後何かが家に入ってきたので斬りかかったが逃げ去った。血の跡を辿ると栗山村の奥山の穴に続いていた。鉄砲で撃ち、出てきたところを槍で仕留めた。形は熊のようで人面だった。足と爪は鷲のようで、頭毛は赤、身毛は黄だった。
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タヌキ
1932年 兵庫県
蜂須賀家5代の時、洲本町の紺屋町のある家来の1人娘が病気で死んでしまった。ある十五夜の晩、家来夫婦が縁側にいると、死んだ娘が赤手拭を被り庭で踊っていた。妻は喜んだが、夫は妖怪であると思って弓で射た。それと同時に娘の姿は消え、血の跡が残っていた。それを追うと1つの穴があり、中に瀕死の大狸がいた。またその長男は狸を殺してから大酒飲になり、乱行した。
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ケショウノモノ
1974年
武州で夜周囲に人家のないところで寝ていると、二十四,五歳の賤しくはない女が現われた。化生のものだと思い殺そうとしたが身体が動かなくなった。女の帯を銜えると女が食おうとしたときからだが自由になったので斬り付けた。女は消えた。この所の神は人を嫌っているという事もあるかと思い、社を出た。
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タヌキ
1992年 奈良県
畑を荒らす猪を見張るために、小屋を作って毎晩泊まっていた。そうしたら、狸が名前を呼び戸を叩いて訪ねてきた。毎晩続くので、狸が騙そうとしていると考え、ある晩狸の手を鉈で切った。翌朝、落ちた血を伝っていったら、狸が死んでいた。それからその家は貧乏になり、狸の祟りだと言われた。
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タヌキ
1992年 奈良県
山で炭焼きをしていたお爺さんの所に、毎晩狸がお婆さんに化けて訪ねてきた。そこである日お爺さんはお婆さんに絶対訪ねて来ないようにと言い、その夜に訪ねてきたお婆さんを刃物で殴った。お婆さんは声を出して逃げたので、本物のお婆さんは殴ってしまったのかと驚いて家に帰ると、家にはちゃんとお婆さんがいた。そして軒下で古狸が死んでいた。
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タヌキ
1991年 奈良県
山で炭焼きをしていたお爺さんの所に、毎晩狸がお婆さんに化けて訪ねてきた。そこである日お爺さんはお婆さんに絶対訪ねて来ないようにと言い、その夜に訪ねてきたお婆さんの頭を斧で叩き切った。お婆さんは声を出して逃げたので、本物のお婆さんは切ってしまったのかと驚いて家に帰ると、家にはちゃんとお婆さんがいた。そして軒下で古狸が死んでいた。
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アタマノマンナカニクチガアルオンナ,クモ
1922年
昔頭の真中に口がある女が嫁に行って、それを家人に見破られて離縁になった。女は毎夜蜘蛛に化けて夜その家に行ったが、また見破られて焼き殺された。それで夜蜘蛛は見つけ次第焼き殺す習慣が隠岐にある。
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オンナ,フルダヌキ,ナナマタ
1974年 茨城県
常陸国の麻生の里から九里ほどのところに、七ツのちまたがある。ある侍が夜、百里街道を歩いていたら1丁程先に高貴な女がいた。まだ近付く前から女が声をかけてきたので同道するふりをして刀で殺した。それを聞いた人が翌朝見に行くと、毛の長い古狸が死んでいた。
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タヌキ
1973年 岩手県
昔、ある人が山仕事で火を焚いていたら、狸が化けた女が来て火に当たった。狸は気持ちがよくなって正体を現してしまい、殺された。
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タマモノマエ,キツネ
1978年
久寿元年春、仙洞に1人の美しい女が現われ、帝の寵愛を受けた。以来、帝の周囲で怪事が起こり、帝も病気になった。陰陽頭が占ったところ、下野国那須野に800才の狐がいることを突き止め、太山符君を修したところ、仙洞に現われた女は忽然と消えた。
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タヌキノカイ
1974年 東京都
文政11年3月ある家に仕える身寄りのない老女が病気になり、しばらく息をしなかった。以来様子がおかしくなり老女の周りに狸が現れるようになった。病が悪化したある夜老女の所へ阿弥陀が現れ手を引いていった。同じ頃老女の部屋に狸が入るのを見た者がいた。思うに、一度死んだ時に、その死体に老狸がついたのであろう。
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キツネ
1938年 青森県
人間に化けた狐が物持の娘を嫁にもらおうとするが、正体が露見して皆殺しにされた。逃げた狐が仇討ちのために屋根の上で橇乗りしようとするが、杵に油を塗って焼いたもので尻を疲れて殺された。
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アヤシキモノ,キツネ
1974年 福岡県
筑前福岡の城下より、一里ほど過ぎた岡崎村で、狐が夫と家来に化けて家に来た。本当の夫は右目が悪いのに狐は左目が悪いふりをしたので、正体が露見して、妻に殺された。
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ダコツ
1973年 新潟県
越後の国頸城郡小丸山の辺にある柳が池に、本妻が供に命じて妾を沈めさせ殺した。その夜本妻とその時の伴の者が熱を出し、家の中を走り回った。加持祈祷をしたが、やがて取り殺された。その後も種々怪異の事があり家が絶えた。池でも夜、女の泣き声等があり、後に蛇身になった。数年後聖の教化で怪異は止み、後に池は荒れはてて、池の水も乾いて毒蛇の骨が出てきた。今は勝楽寺の宝物になっている。
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タヌキ,ヒョウイ
1938年 徳島県
名東郡国府町にいた男が狸に憑かれ、鶏卵ほどのふくれものが所々に出来て、時々のどへこみ上げてきて死ぬほど苦しめられた。男はおすしをもらえなかったことを恨んだ狸に、最後は取り殺されてしまった。
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カグハナ
1989年 高知県
土佐では昔、聞鼻という悪鬼が年越の夜出て家々を廻り、人を奪い去って食ったという。
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ヘビ
1974年 東京都
江戸の久右衛門町である家が窃盗にあい、容疑者として同家の下女とその密夫が捕らえられ、下女は獄死した。死体の取引を同家の妻が拒否したので、死体は寺に送られた。その頃妻は病気になっていたが、彼女のもとへ夜になると蛇が現れるようになりついに死んだ。死体を沐浴させている時、首をみると蛇が巻き付いているのが見えた。
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シロイヘビ
1958年 栃木県
正月の餅をついている時、刺さった木のとげを取り除いた妻を、つまみ食いしたものと勘違いして、婿が杵で打ち殺してしまった。嫁は死に際に「全員とり殺してやる」といい、その後、家の梁に白蛇が出るようになった。また不幸が続き、とうとう没落してしまった。
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キツネ
1984年 愛媛県
化け物が化けて河野通直の妻が二人になってしまった。どちらが本物か分からずにいたが、食事をしているときに耳が動いたので拷問すると、老狐の姿を現した。殺そうとした時、四国中の狐がやって来た。この狐は貴狐明神の末稲荷の使者長狐であり、日本一の狐の頭である。これを殺すと大災が起こり、また長狐が我等の師匠でもあるので、助けてほしいと訴えた。助けてくれるなら四国を避け、妨害もしないと言う。通直はこれを聞き届けて放してやると、狐たちは皆四国から逃げ去って行った。
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