ゴオウ,シンバツ 1916年 和歌山県 盗人などを見つけるときは、熊野神社の牛王の神符を焼いて灰にして水で飲むと、熊野神社にいる烏が神符に書いてある数だけ死ぬ。その罰が盗んだ本人にあたり、即座に血を吐くという。
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サムハラ 1976年 福岡県・兵庫県・東京都 福岡で鶴を捕ったところ、翼に「さむはら」という4文字の符字があった。これは長命の符字であるだろうと人々はこれを写し取って帯びた。また淡路のある寺に斉藤実盛の位牌があり、その背にこの4文字がある。最近、江戸でこの符字を帯びた人が落馬したが怪我をしなかったので、これを帯びることが流行した。
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ゴホウスイ 1989年 山梨県 奈良王神社の脇で、御符水といわれている泉水は、旱天にも水が涸れず、どんな雨でも水がにごらず、その水を飲むと病気が平癒するという。この井を掘る時に稲荷明神の像が出現し、今、泥井稲荷といわれている。
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ゴホウスイ 1989年 山梨県 奈良田神社の上手に湧出していて、御符水といわれている泉水は、旱天にも水が涸れず、どんな雨でも水がにごらず、その水を飲むと病気が平癒するというが、孝謙天皇の遷居中に御膳水としてあるいは硯水として用いられたとか、天皇が祈願して村人に残されたものであるとかいわれている。
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イヌガミ 1936年 徳島県 犬神を祓う方法について。山犬の牙歯の入っている守護符が効き目があるという。
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モノノタタリ 1976年 福井県・奈良県 若狭の鵜瀬淵(うのせのふち)に鵜が入れば、何故か分からないが死ぬ。また東大寺二月堂の井戸は、普段は枯れているが、毎年2月に寺僧がこの井戸に向かって若狭と叫べば鵜瀬淵の水が湧く。この水で墨を擦り霊符を書く。この霊符は疫病や鬼祟を平癒する。
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キツネ 1988年 長野県 きつねがついたことがある。つかれた者は動作や言葉などの様子が変わったという。きつねを離すためには三峯さんや稲荷大明神の御符(米)をもらってきて食べさせた。
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(ゾクシン),カッパ 1935年 栃木県 風呂で赤子に乳を飲ませると、カッパに引かれるという。
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キンメイスイ 2001年 富士の頂上にある水を金明水と呼び、瓶に入れたり紙に浸したりして護身符にする。いつまでたっても腐らないという。旱魃の年でも水が枯れない。
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コギャーナキ 1976年 高知県 臨月に近い妊婦が死亡した時には、子供と共に埋葬してやらないと魂がコギャーナキとなって出てくる。これは、往来の者に取り憑いたり、赤子の声を発したりする。
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コリ(ゾクシン) 1927年 大阪府 特に夜歩いている時に、狐や狸に欺かれると怖いものである。
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(アンザンノゾクシン) 1967年 福島県 安産した良家の婦人の帯をもらうと安産する。
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アカゴイシ 1971年 長野県 赤子石には、赤子の跡が深く刻まれている。赤子が泣く時は、その岩に赤子が泣かないようにと願いに行くと、不思議と泣き止むという。
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(ゾクシン) 1972年 長崎県 棟上げの時、屋根の上に飾った布を妊婦が腹に巻くと、安産になるという。
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イキリョウシリョウ 1974年 生霊死霊について質問されたが虚言で人を欺き金銭を取る者がいたり、教えを理解できず自分の心でそれを求めて煩わされる者がいたり、無知ゆえに狐狸にたぶらかされる者がいたりと一様ではない。
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ゴシュゴ 1967年 福島県 閼伽井岳薬師のご守護の数は3333符あるといい、ご守護を受けて3年返さずにおけばひとりでに帰ってしまう。また、あまり早く返すと次の子が早く生まれる。
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タタリ 1929年 長野県 桂山城跡(白米城)で、かつて城では不足する水のかわりに寄手の目を欺く為、白米を落として大きな瀧があるように見せかけていた。麓の寺の住持があんな所に瀧があるはずがないと口を滑らせた為謀計が敵に知れ、火をかけられ攻め落とされた。後に僧は祟りで死に、寺では不思議なことが続いた。
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チョコ 1934年 大分県 昔、婆様が川で猪口を拾い、それで3杯水を飲むと17、8の立派な娘に若返った。爺様は婆様に猪口を借りて水を飲みに行ったが、欲張りすぎて赤子になってしまった。
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カガミ 1998年 静岡 合わせ鏡をすると、悪魔が出てくる。
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(ゾクシン),カガミ 1998年 静岡県 合わせ鏡をすると、悪魔が出てくる。
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(ゾクシン) 2001年 鹿児島県 鍋敷きに妊婦が座ると、痣のある子供が生まれるといってこれを嫌う。
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