オテングサマ 1982年 群馬県 お天狗様が榛名富士を富士山と同じ高さにしようとして土を上げていたが、一番鶏が鳴いたのでおきっぱなしにしたひともっこ分の土が、ひともっこ山。
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オテングサマ 1982年 群馬県 お天狗様が榛名富士を富士山と同じ高さにしようとして土を上げていたが、一番鶏が鳴いたのでおきっぱなしにしたひともっこ分の土が、ひともっこ山。あれだけの土があがれば、榛名富士は駿河の富士山と同じ高さになれた。
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オテングサマ 1982年 群馬県 お天狗様が夜の間に赤城山を作り、榛名山を作った。次は富士山よりでかい山を作ろうと土を上げていたが、一番鶏が鳴いたのでおきっぱなしにした土が、ひともっこ山。お天狗様が残念がって地団駄したところが、ひともっこ山の麓の深く掘れた所。
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オテングサマ 1982年 群馬県 相馬山のお天狗様と北相馬の力持ちが山を作る競争をした。力持ちが相馬山を造るために土を持ち上げていると、お天狗さまが一番鶏の鳴き真似をしたので、力持ちが悔しがってぐるぐる廻ったかかとの跡が榛名湖。おきっぱなしにした土が、ふたもっこ山。
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デーダラブチ 1982年 群馬県 デーダラブチという大男が榛名富士を富士山と同じ高さにしようとして土を上げていたが、一番鶏が鳴いたのでおきっぱなしにしたひともっこ分の土が、ひともっこ山。
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データラブチ 1992年 群馬県 昔巨人が榛名富士を作ろうと土を運んでいた途中で夜が明けたので土を掘り出して帰った。その土がひともっこ山である。
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キシン 1927年 長野県 昔、鬼神が一夜のうちに富士山と御嶽を同じ高さにしようと天秤棒で簀をかつぎ、土を運んだ。高くなったと思う頃に、鶏が鳴いたので天秤棒を投げ出して逃げ、片方の簀の土が一簀山になった。
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オニ 1982年 群馬県 赤城山の鬼と榛名山の鬼が喧嘩して、赤城の鬼は小石を投げ、榛名の鬼はバラ(茨)を投げたので、今、赤城山にはバラがたくさんあり、榛名山には小石がたくさんある。
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テング 1932年 群馬県 榛名山には天狗が住んでいた。榛名湖の底の土を掘って富士山を作ろうとした。
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テング 1982年 群馬県 天狗が榛名山を富士山より高くにしようとして土を上げていた。
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オニ 1929年 大分県 昔、阿蘇の盆地は湖水だった。鬼が埋めようとして土を担って運んでいたら棒が折れた。今その土が上萩岳と下萩岳になって残っている。怒った鬼は不動岩を押したが動かず、その時の頭と背と両手の跡が残っている。
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オニ 1982年 群馬県 浅間山と富士山が背比べをしたとき、浅間の神が鬼を集めて土盛りをした。鬼が集った鬼の土俵がある。そのとき里芋の葉っぱで滑って転んで胡麻の草で目を潰したので、里芋と胡麻は作らない。そのときこぼした土が小浅間になった。
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テング 1988年 奈良県 神野山の天狗と伊賀の青葉山の天狗が喧嘩になった。青葉山の天狗は石や芝を投げてきたが、神野山の天狗は放っておいた。そのため伊賀の青葉山は岩も芝もない禿山になり、大和の神野山は山あり谷あり芝生ありのきれいなよい山になった。
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オニ,ヤマンバ 1978年 山梨県 鬼だか山姥だかが山を背負ってきたが、背負うのに使っていたオンガラが切れて、けちな婆さんが代わりのオンガラをくれなかったので仕方なく置いていった土が中山になった。
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(ナクイシ) 1975年 山口県 一位ヶ岳と華山が寺造りを競った。雑に造った方が勝った。負けた方のやりかけの材料が化石となって残っている。この石は、余所に持っていくと泣くという。
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(キョジン) 1993年 静岡県 ぼっこ田、ぼっこ山は、昔琵琶湖からボッコ(モッコ)で土を運んで富士山を作ったときにこぼれてできた。
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ヤマンバ 1991年 静岡県 山姥が富士山または竜頭山を作るときに倉木山から土を運んだが、途中で臼を搗く音を聞いて夜明けと勘違いし、土を置いていった。それが浅間山である。
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カミサマ 1993年 長野県 昔、神様が御岳山を富士山より高くしようとして土を運んだが、最後の1もっこで夜が明けたので、持って来た土を投げ捨てた。それが今の封土。
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オニ 2003年 福島県 昔、福島盆地が湖水であった頃、鬼がタンガラ(背負籠)を背負って吾妻山から土を運び、湖水を埋めようとした。しかし作業の途中で夜明けが来たので鬼は姿を隠した。そしてできあがったのが信夫山であり、ダンガラについた土を落としたのが一杯森(福島市森合)であるという。
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ツカハラデンセツ 1986年 大分県 神様が鬼に,一夜に百段・百塚を築けば願いを聞き届けると約束するが,それを達成させないために鶏を鳴かせて退散させた。
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