(ゾクシン) 1984年 新潟県 2月9日の山の神祭りには、山の神が矢を射る日だから山へ行くなという。
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ヤマノカミ 1984年 新潟県 旧2月9日は山の神の日でこの日山仕事をする人たちはヤドに集まって飲食して祝うが、この祭りには女は参加できず、女は山の神の矢にあたるので山へ行くなといわれている。先妻の子を山へやり、たぶん死んで帰らないと思っていたところ、山の神が祭りをしているのをみて元気に戻って来たそこで、自分の子も安全だと思って山へやったら弓矢に撃たれて死んだという。
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(ゾクシン) 1984年 新潟県 山の神の日に山へ行かないという俗信。旧2月9日は山の神の日でこの日は山の神が弓を射るから、神かくしにあうから、山へ行くなという。
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(ヤマノカミ) 1984年 新潟県 旧2月9日は山の神の日でこの山止めの日に山へ行って死んだ人がいる。
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ヤマノカミサマ 1988年 岩手県 旧暦2月9日は山の神様が1年間に切られた木の数を数える日で、この日に山へ入ると山の神様が計算を間違えて悪さをするので山仕事を休む。昔、この日に木を切って堂を建てようとした人がいたが、その最中に木のきれが飛んできて目に当たったという。
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ヤマノカミ 1989年 鹿児島県 昔、イノシシを射ろうとしてあやまって山の神を射てしまった人が病気になって死んでしまったという。
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(ヤマドリノタタリ),(フウフノヤマノカミノタタリ) 1984年 山梨県 昔、畑で山鳥をみつけて、鉄砲で1発だけ射ったところ、2羽の山鳥が死んでいた。その山鳥は夫婦の山の神で、射った人は病気になった。その日が1月21日でそれ以来この日は山に入らないようになったという。
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(ゾクシン) 1973年 鳥取県 二月九日と十月九日に山の神を祭る。この日は山の神が降りてくる日で、山の木を数えるから山に入ると、木と間違って数えられてしまい、怪我をする。
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ヤマノカミ 1989年 静岡県 山の神の祭りの日に山に入ると、流れ矢にあたって目を怪我する。
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ヤマノカミ 1984年 山梨県 正月21日は山の神の日で、この日は山の神の矢射りの日で、山の神が矢を射るので山に行かない。
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ヤマノカミ,テンゴサン 1971年 福井県 山の神様は1月9日と12月9日に祭る。山の神は天狗だといい、この日は10時までに山に行くと必ず怪我をするので、行ってはいけない。山の神が来年の種をまくからとか、山の木の種を拾っているからとか、山の木をどれだけ切ったか調べるからだとか、山に入った者を騙すからだとかいう。
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ヤマノカミ 1960年 宮城県 2月と12月の12日は山の神の日。この日は山を休む。昔、12日に山で木を切っていた男があった。用事ができて妻が山へ呼びに行くと、夫は女に腰を抱えられて木を切っていた。妻は怒って帰り、夫が帰ると喧嘩になったが、12日に山に行って怪我をしなかったのは山の神のおかげだということになり、山の神は女と言われるようになった。
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ヤマノカミ 1978年 山梨県 1月17日は山の神様が山で弓を引く日で山仕事はしない、というのを忘れて山に入って山鳥を撃ったら、夜に3回も家を揺さぶられて威された。
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ヤマノカミサマ 1988年 岩手県 戸田上では、旧暦2月9日は山に入ってはいけないが、これは山の神様が生まれた日、あるいは、木の葉に乗って生まれ変わる日だからだという。この日は畑仕事を兼業する人も休む。この日に山に入って怪我をした人がいるといわれている。
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ガン,カリ 1975年 愛知県 三河国足助村で牛吉という童が何気なく弓を射ると、矢は逸れ鴈に命中した。鴈は料理され食べられた。その後、殺された鴈のつがいが夜毎に夢で、雄鴈を弔ってくれと嘆く。牛吉は出家し、23年後、この9月に自分は死ぬと里人に語った。その言葉通り、昔鴈が殺されたのと同じ9月23日に死んだのは不思議な因縁だ。
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クズノダイジャ 1933年 大阪府 源満仲が夢の告げに従って空に矢を放つと、それは雷のように轟き光って飛び去った。夜が明け、老人の案内で、先年俵藤太秀卿が射とった百足の霊が9頭の大蛇となって棲むという池に行くと、大蛇は頭に鏑矢が当たって死んでいた。
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ヤマイリノキンキ 1956年 宮城県 旧二月十二日は山の神の祭日で山入りできない。ある時、若者が木を伐りに山に入ると、谷川の巨岩の上に黒髪で半裸の女がおり、声をかけると恐ろしい形相の女で若者を睨み付けた。若者は逃げ帰ったがその後病気になり死亡した。その女は山の神であった。
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メドオシヤ 1964年 愛媛県 ある日、六部が宮成を通っ峠を越そうとした時、ある家の屋根から弓の名人に射殺された。矢が六部の目に入ったが、再びその屋根の方に戻ったという。それを目通し矢という。
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ヤマノカミ,サル,イヌ 1982年 新潟県 2月9日、12月9日は山の神祭りで、この日山に入ると猿が犬に乗って走り回っており、その場に出会うと死ぬとされている。
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テングサマ 1995年 島根県 横道のある猟師は、山で山伏が振る鈴と金の常箸を拾って以来、天狗さまを尊び、毎日山に行った。山ン婆が飯を炊くので山へ行ってはならない2月9日も、猟師は天狗山に行った。大きな猿のような爺を打つと下へ落ちていったが、それは天狗さまだった。その後、大雪の晩に、猟師は行方がわからなくなり、天狗山の奥深くで、大怪我をして見つかった。
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