ワシザキノオオヤシブヤケノオセン,オスヘビ,メスヘビ,ダンセイショウニン,ジョウゲン 1984年 新潟県 真更川から東北の山中にある山居池で雨乞いをするが、それは、鷲崎のオオヤ渋谷家のオセンが、月水の腰巻を池で洗い、雄蛇にさそわれて池に入り、雌蛇となって苦しみを受けているときに、弾誓上人(一説には浄厳とも)が、山下7か村が旱魃で苦しんでいるときにはたとえ3粒でも雨を降らせるという約束のかわりに、雌蛇を昇天させたからである。一方、雄蛇は雌蛇を探して這い回るうちにオオザレ川の滝付近の岩に身を打ちつけて死んでしまった。
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イケノヌシ,ダイジャ 1984年 新潟県 長福寺のおとわという下女が奥山に蕗を採りに行き、腰巻を汚す。それを洗っていると、池の主が現れ、池で腰巻を洗った者は自分の女房になる掟だから3日後に迎えにいくという。おとわは床についてしまうが、主の大蛇がやってきて、おとわを渡さなければ大水を出すといい、とうとう池の主に嫁ぐ。数日後に池の中央に浮島ができており、それはおとわが池に住み着いたしるしだといってその池を「おとわ池」とよぶようになり、旧6月23日はおとわが嫁いだ日だといって、村人は池に供物をする。
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イケノヌシ 1973年 石川県 蛇の池には、池の主として蛇が住んでいるという。池に石を投げ入れると、必ず大雨になるといわれている。
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ワシザキノシブヤサブロウザエモンノムスメオセン,ダンセイショウニン,マコウガワノツチヤサンジュウロウ,メスヘビ,オスヘビ 1984年 新潟県 雨乞いには、鷲崎の渋谷三郎左衛門の娘おせんが天に上るときに、弾誓上人に乞うて、日照りには必ず雨を降らせるようにと願ったという山居の池にいき、水をかけ合う。これは、三郎左衛門の娘が雌蛇、真更川の土屋三十郎が雄蛇になって池に入って水のかけ合いをしたからという。
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ワシザキノシブヤサブロウザエモンノムスメオセン,ダンセイショウニン,マコウガワノツチヤサンジュウロウ,メスヘビ,オスヘビ 1984年 新潟県 雨乞いには、鷲崎の渋谷三郎左衛門の娘おせんが天に上るときに、弾誓上人に乞うて、日照りには必ず雨を降らせるようにと願ったという山居の池にいき、水をかけ合う。これは、三郎左衛門の娘が雌蛇、真更川の土屋三十郎が雄蛇になって池に入って水のかけ合いをしたからという。
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イケノヌシノダイジャ 1984年 新潟県 談義所坊という寺いたおとわという女中が月の障りの腰巻を池で洗ったことから、池の主の大蛇に口説かれる。形見を残してついに池に飛び込んで消えてしまう。その池にある浮島の井戸に樵夫が鉈を入れたところ、暴風雨になったり、池の水を田にかけたら稲が枯死してしまったともいう。
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ヘビノイケ 1987年 山口県 「蛇の池」という池の土手の小屋に住んでいた人が、夜中に池の中から立ち上がった蛇の頭を見た。
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イケノヌシ,(ダイジャ) 1987年 山口県 室津半島の池の浦の池に池の主の蛇がいたが、源平の合戦で池の底にたくさんの刀が落ちて、金物が嫌いな池の主は住めなくなり、平郡の蛇の池に移った。蛇の池に金物を落とすと、翌朝池の淵に上がっている。
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ダイジャ 1962年 千葉県 池の周囲を7廻りすると大蛇を見るという伝説がある。土用の頃、泉ヶ池の主である雌蛇が雄蛇ヶ池の主のもとに通うといわれ、そのときの道中では、雌蛇の這っていく音が聞えるという伝説もある。
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リュウジン 1984年 新潟県 龍神から杓子を借りて富裕になるが、そのことを人に告げたためにおちぶれてしまうという伝説のある杉池では、雨乞いの祈禱が行われた。
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フタゴイケ,オイケメイケ,リュウ 1931年 長野県 蓼科山の東にある大嶽の北側に二子池と呼ばれる池がある。男池女池ともいう。旱魃の時にはこの池の水を汲み下して雨乞いをするが、その際には井出氏に書付をもらわないと山が震え、水が湧き返り、池の岸に近づきにくいが、書付を池の中に投げ込むと池は静かになるという。ここには雌雄の龍が昇天するまでにいたといわれる小穴もある。
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ヘビ,イケガミ 1976年 三重県 城山で畑仕事をしていた老夫婦が、お池には神さんがおるというが本当か、と話をしていたら、神様が怒って池が渦を巻いた。それ以来、その家では池神様を祀っている。池神様は蛇。
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フタゴノイケノヌシ 1987年 長野県 双子池の雄池の底にあるうねった長い形の蛇道をめぐる話。昔,切原村のある家に,年頃のきれいな娘がいたが,だんだんふさぎ込むようになり,ある日急に行方不明になった。娘の知り合いから,娘がいつも双子池の主になりたいと言っていたと聞いた家族は池に行ってみた。すると池の底にはっきりと蛇の通った跡がついているのを見た。以来,この池には主が住んでいるという。池に入ると蛇に引き込まれるとか,石を投げ込んで蛇を怒らせると雨が降るとかいわれている。
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オサイガイケ,オノ,(ハタオリヲスルムスメ) 1978年 新潟県 おさいが池という池があるが、この池は刃物を嫌うという。木を切り倒しているときに斧を取り落とすと、池の水がどんどんひけていった。池の底ではおさいという娘が機織りをしていたという。
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ヘビニナッタボウサマ 1987年 長野県 昔,肥後の国に住んでいた坊様が多くの人を救いたいと考え,信州の善光寺に月参していた。四日目には必ず四泊と呼んでいるところにやってきた。ここには美しい池があったが,この池は見つめるものを蛇に変えてしまう恐ろしい池だった。坊様が池の中を覗き込むと,体が熱くなってきて見る見る蛇の姿に変わっていき,しばらくして池の底に消えてしまったという。
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ヌシ,リュウ 1985年 愛知県 烏ノ池には、池の主である龍がいる。龍に引き込まれると言う話や、紅を池の水でといで使うと良いとか、池で泳ぐといけないなどという話がある。池にきたないものを捨てると祟りがあると言う。
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カライケ 1984年 長野県 神社の上に空池と呼ばれるところがある。そこは大きな窪みがあり、池のような形をしているから、人々に空池と呼ばれている。まだ分からない伝説が隠れているところかもしれない。
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オンナ,ダイジャ 1970年 長野県 田にしようと池を埋めると、他の場所に池ができた。天池というが、昔その池の岩の上にきれいな女が近づくと池の中に飛び込んだ。大蛇が住んでいたものと思われる。
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ドクジャ 1976年 静岡県 桜村に池の社という方5町程の2つの池がある。毎年8月彼岸の中の午の刻に半切り桶に赤飯を盛って水泳が達者なものが池の半ばまで押し行き池の真中で手放す。池の水が渦巻いて桶は水中に沈む。伝えによると昔、国主が入国した頃、妾とこの池辺りに遊興した。すると俄かに池に波が立ち妾が池に引き込まれてしまった。国主は怒って池に焼いた石を投げ入れさせ続けた。7日7夜続けたところ毒蛇が死んで浮かんできた。頭は牛のようで、背に黒い鱗があり、白い角が生えていた。また肥後の阿闍梨皇円の霊魂がこの池に入ったとも言われる。
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リュウ,アマゴイ 1954年 三重県 お熊ヶ池に住む竜が美男子に惚れ、美男子の体は竜になった。夜になると竜は血を流して池に帰ってくるといい、池の一帯は今も赤土で、池に祀られているお熊が泣きながら池に通ったという。池では雨乞が行われる。
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アマゴイ,ヘビ 1973年 富山県 村人は昔、沢川の樽見が池に雨乞いに出掛けた。この池の主は蛇で、蛇の嫌う古鎌を投げ入れ、水を貰って帰り、夕方境内で火を焚いて雨乞いすると大風雨になった。
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